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    競技紹介

    氷上のチェス…20キロのストーン使った頭脳戦

     カーリングは、氷の滑り具合を読み、敵の手を読み、「氷上のチェス」とも言われる頭脳戦だ。

     プレーヤーは、重さ約20キロのストーンを約40メートル先のハウスの中心を狙って放つ。他のメンバーはブラシで氷の表面を掃いて、ショットの距離を伸ばしたり、曲がり方を調節したりして、狙った場所にストーンを導く。スキップと呼ばれる司令塔がショットやスイープの指示を出す。

     スキップが「イエス」「ヤップ」と言ったら「スイープしろ」、「ウオー」「ノー」は「やめろ」の意。「ハード」「ハリー」もよく使われる。カーリングのショットは、4人でメークすると言われるゆえんだ。

    関連動画

     元カーリング女子日本代表・市川美余さんに本紙記者が手ほどきを受けた。

    ブラシ素材統一で日本有利に?

     オリンピック選手でも、狙った通りにショットを決めるのは至難の業。失投した時は、スイープにより次善の策に切り替える「思い切りの良さ」も大事だ。スキップが大声で指示を出している時は、まさにその瞬間のことが多い。

     今シーズンからブラシの素材が統一された。従来は特殊な素材のブラシを使って、より大きな効果を引き出そうとするチームがあった。ルールが改訂され、スイープよりショットの技術力が問われることとなり、日本チームにとっては有利に働くとの見方が強い。

    ハウスの中心を巡る攻防戦

     1チーム4人で対戦する。リード、セカンド、サード、スキップの4人が2投ずつ、相手チームと交互に合計16回、ストーンを投げる。ストーンをすべて投げ終えた後、ハウスの中心に最も近いストーン(ナンバーワン・ストーン)のチームが得点の権利を持つ。

     得点は、ハウス内で相手チームの最も中心に近いストーンまでの間にあるストーンの数。相手チームの得点は必ず「0」となる。この攻防を1エンドと言う。1試合で10エンドを行い、総得点を競う。

     1試合は2時間半ほどになる。スイーパーが1試合で掃く距離は2キロ・メートルにもなると言われ、頭脳だけでなく、実は気力と体力も問われるスポーツだ。

    得点の付け方

    女子は9月に日本代表決定

     今年2月に長野県で開かれた日本選手権で、男子はSC軽井沢クラブ、女子は中部電力が優勝した。

    • 中部電力
      中部電力
    • LS北見
      LS北見

     女子は、優勝した中部電力と、昨年優勝したLS北見が9月に再び対戦し、日本代表の座を争う。

    • SC軽井沢クラブ
      SC軽井沢クラブ

     男子の決勝では、長野県のSC軽井沢クラブと北海道の札幌が対戦。SC軽井沢クラブは正確なショットで得点を重ねて10―5で優勝し、2018年平昌オリンピックの日本代表候補に決まった。オリンピック出場権をかけ、今年4月にカナダで行われる世界選手権に臨む。

    【カーリング注目選手】

    本橋麻里
    藤沢五月
    両角友佑
    両角公佑

    車いすカーリングも盛ん

     車いすカーリングは、冬のパラリンピック正式競技の一つ。助走やスイープは行わず、「キュー」と呼ばれる棒状の補助具を使ってストーンを放つ。ストーンは一般のカーリングと同じものを使う。1試合は8エンド。

    2017年02月17日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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