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    鍛える、食べる トップアスリート1日合宿

    タカマツに続け! 「鍛える、食べる トップアスリート1日合宿」

    トップアスリート1日合宿

    次世代を育てる「元気、ニッポン!」

    • 松友美佐紀選手(右)らが中高生を指導した(写真はいずれも8月1日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで)
      松友美佐紀選手(右)らが中高生を指導した(写真はいずれも8月1日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで)
    • 高橋礼華選手(右端)らと食事をする中高生ら
      高橋礼華選手(右端)らと食事をする中高生ら

     バドミントン部で活動する中高生が五輪メダリストらから直接指導を受け、正しい食事のとり方も学ぶ「鍛える、食べる トップアスリート1日合宿」(読売新聞東京本社主催、味の素共催)が8月1日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれた。東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年とその先に向けて、読売新聞が進める「元気、ニッポン!」プロジェクトの一環だ。憧れの選手から気さくに話しかけられ、生徒たちは感激。「勝ち飯」教室では、栄養のバランスを考えた食事の大切さなどをしっかり学んだ。

     参加したのは、都内の私立中学校・高校や公立中等教育学校計7校のバドミントン部員26人。昨年、リオデジャネイロ五輪の女子ダブルスで優勝し、「タカマツ」の愛称で知られる高橋礼華、松友美佐紀両選手、女子シングルスで銅メダルに輝いた奥原希望選手をはじめ、日本ユニシス実業団バドミントン部のコーチや選手計22人が指導にあたった。

     「鍛える、食べる トップアスリート1日合宿」


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    「金」の技に感激…体育館

    • 生徒らの前でネットプレーを熱演する高橋礼華選手(手前)
      生徒らの前でネットプレーを熱演する高橋礼華選手(手前)

     生徒たちは最初、緊張した面持ちであいさつしていたが、各コートに分かれて選手たちと打ち合いを始めると、徐々に緊張もほどけて、軽快にシャトルを追いかけていた。選手たちも「シャトルを打ったら、後ろに下がって体勢を整えよう」「腕をもう少し上げて」などと、熱心にアドバイスしていた。

     その後、生徒と選手がペアを組んで対戦したり、生徒対選手でシングルスの試合をしたりした。スマッシュを決め、選手たちから「ナイス!」と声がかかった生徒の顔からは、思わず笑みがこぼれた。

     「タカマツ」ペア対栗原文音、篠谷菜留両選手など、日本代表同士の対戦も行われ、間近で観戦した生徒たちは、激しいラリーに目を見張り、あちこちから「オオーッ」といった歓声が上がっていた。

     練習後の質疑応答では、練習方法や試合中の心構えなどについて、生徒たちが次々と質問。小石川中等教育学校2年、鎌形沙楽(さら)さんが「勉強と部活動の両立が難しい。どうしたらいいですか」と尋ねると、奥原選手は「切り替えが大事。勉強から逃げると、後悔する。遊びたい気持ちがあってもグッとこらえて、頑張ってください」と励ました。 

    おいしく体づくり…「勝ち飯」教室

    • 3食プラス「補食」の大切さなどを伝える「勝ち飯」教室
      3食プラス「補食」の大切さなどを伝える「勝ち飯」教室

     練習の前後には、スポーツ選手としての正しい食事のとり方などを教わる「勝ち飯」教室が開かれた。 講師を務めた北京五輪の競泳日本代表で管理栄養士の柴田隆一さんは「日本の選手は練習には熱心に取り組むが、その土台を作る栄養のとり方に問題のあるケースが多い」と指摘。1日3食の食事で主食、汁物、主菜、副菜、牛乳・乳製品の五つをそろえて取る必要があると強調した。更に「目的に応じて、必要な栄養をタイミングよく補う『補食』も大切。食事と補食からなる『勝ち飯』で、ワンランク上のレベルを目指そう」と呼びかけた。

    昼はバイキング方式の「SAKURA Dining」で

    • 「勝ち飯」教室で学んだ5つ(主食、汁物、主菜、副菜、牛乳・乳製品)が選べたか、確認のためにスマートフォンで撮影する生徒
      「勝ち飯」教室で学んだ5つ(主食、汁物、主菜、副菜、牛乳・乳製品)が選べたか、確認のためにスマートフォンで撮影する生徒

     生徒たちは、センター内の食堂で選手たちと一緒に昼食をとりながら、学校生活などについて談笑し、交流を深めた。

     この日の昼食は、うどんやスパゲティ、サバの南蛮漬け、豚のクリーム煮など、たくさんのメニューから好きな料理を選んで食べるバイキング形式。生徒たちは、柴田さんから教わった五つがそろうように考えながら、料理を選び、スマートフォンで撮影した。

     練習・昼食後の講義で、柴田さんは「食材にも注意しよう。豆、ゴマ、肉、ワカメ(海藻)、野菜、魚、シイタケ(キノコ類)、イモの8種類を毎日とれているか、確認しよう」とアドバイス。8種類の食材の頭文字をとったキャッチフレーズ「ま・ご・に・わ・や・さ・し・い」を教わった生徒たちは、昼食で口にした食材をチェックしていた。

     味の素オリンピック・パラリンピック推進室の上野祐輝(ゆうき)さんは「『勝ち飯』は、味の素が日本オリンピック委員会(JOC)と共同で、食と栄養の面から日本代表選手らを支援する『ビクトリープロジェクト』の中で生まれた」と説明。子供からお年寄りまで、普段の健康維持や体力向上にも役立つ考えだという。

     生徒たちは練習の前後にアミノ酸入りのサプリメントを飲み、補食も実践した。

    鍛えた! 食べた! 1日合宿

    • 練習の前に軽くウオーミングアップ。奥原選手(右)と並んで体も軽やかになってくる
      練習の前に軽くウオーミングアップ。奥原選手(右)と並んで体も軽やかになってくる
    • 腕の位置はこれでいいかな? 高橋選手(右)の指導にワクワク、ドキドキ
      腕の位置はこれでいいかな? 高橋選手(右)の指導にワクワク、ドキドキ
    • 生徒たちと一緒に練習する松友選手(左)
      生徒たちと一緒に練習する松友選手(左)

    • 練習の合間に奥原選手(左)とほっと一息
      練習の合間に奥原選手(左)とほっと一息
    • 金メダリスト「タカマツ」の迫力あるプレーを目の前で観戦
      金メダリスト「タカマツ」の迫力あるプレーを目の前で観戦
    • 選手らの緊迫のプレー
      選手らの緊迫のプレー

    • 一流選手のプレーを間近に見て感激する生徒たち
      一流選手のプレーを間近に見て感激する生徒たち
    • 「SAKURA Dining」で昼食。栄養バランスを考えながらメニューを選ぶ
      「SAKURA Dining」で昼食。栄養バランスを考えながらメニューを選ぶ
    • 選手と囲む楽しくおいしいご飯にこぼれる笑顔
      選手と囲む楽しくおいしいご飯にこぼれる笑顔

    • 奥原選手(左列中央)らと食事をする生徒たち
      奥原選手(左列中央)らと食事をする生徒たち
    • 昼食後に再開した勝ち飯教室で、さっきの食事はバランスがとれていたかなどを確認する
      昼食後に再開した勝ち飯教室で、さっきの食事はバランスがとれていたかなどを確認する
    • 「試合で同点になった時に心を落ち着かせる方法は?」「勉強と部活動の両立のコツは?」など、生徒から次々に質問が飛び出した
      「試合で同点になった時に心を落ち着かせる方法は?」「勉強と部活動の両立のコツは?」など、生徒から次々に質問が飛び出した

    たくさん学んで満足の1日

    • 一流選手の技と食事の大切さと学んだ1日合宿
      一流選手の技と食事の大切さと学んだ1日合宿

     トップアスリートと過ごした至福の一日。立川国際中等教育学校3年、岩田祥加(さちか)さんは「普段テレビで見ている選手とペアを組んで試合ができ、うれしかった。シャトルを打ちかえす時、手首を回さないようにすることを教えてもらい、さっそくやってみた」と喜んでいた。高橋選手は「適切な言葉やジェスチャーを考えながら指導した。若い世代を教えることで自分も勉強になった」と語った。

     参加校 【私立】学習院女子中等科▽国学院久我山中学校・高校▽田園調布学園中等部・高等部▽桐朋女子中学校【都立】桜修館中等教育学校▽小石川中等教育学校▽立川国際中等教育学校※いずれも読売教育ネットワーク参加校

    2017年08月28日 14時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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