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    東京パラリンピック

    57歳の東京パラで金メダルを 陸上車いす伊藤智也

     パラリンピックの北京大会で金メダル2個、ロンドン大会で銀メダル3個に輝いて競技を離れた陸上競技の車いすスプリンター・伊藤智也選手(54)が今夏、現役復帰を発表した。気鋭の工業デザイン工房「RDS」(埼玉県寄居町)と「チーム伊藤」を結成し、現在は体やフォームにぴったり合った特製の専用車いすを開発中だ。「57歳で迎える2020年東京大会で金メダルを」。少年のように真っすぐなスポーツへの情熱を胸に、熟年ロマンを追い求める。(読売新聞メディア局編集部・込山駿)

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    復帰した鉄人「ワクワクする」

    • 屋内練習機を全速力でこぐ伊藤選手(埼玉県寄居町のRDS社で)=込山駿撮影
      屋内練習機を全速力でこぐ伊藤選手(埼玉県寄居町のRDS社で)=込山駿撮影

     頭髪には白いものが目立つ。日焼けした顔に、深いしわ。しかし――。

     分厚い胸板、たくましい上腕、何よりも精気のみなぎる眼光は、まぎれもなく現役トップアスリートのものだ。「車いすの鉄人」はニカッと笑い、よく通る声で語る。

     「自分のスキル(技術)と長い競技経験を組み込んだマシンで、チーム一丸となってレースに臨める。市販のマシンでがむしゃらに速さを求めていた引退前とは、全く異質な競技生活になる。こんな取り組みをしているほかの車いすレースの選手を、僕は知らない。ものすごいワクワク感がある」

    2017年11月14日 14時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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