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海底線路の床交換 20年かけ

クレーンを使ってスラブを交換する作業員ら(新関門トンネルで)=大野博昭撮影
スラブ交換用保守車を移動させる動力車の運転台
スラブの交換を終え、外にずらしていたレールを戻す作業員

 JR西日本は、山陽新幹線新関門トンネル(全長18・7キロ)の海底区間で、レールを支えるコンクリート板「スラブ」の交換を終えた。関門海峡の下を通るこの区間はわずか0・8キロ。だが、本州側、九州側の入り口から離れ、狭い空間という制約を受け、より着実な作業が必要になった。

スラブ交換専用の保守車
新関門トンネルの内部

 スラブは縦約5メートル、横約2メートル。重さは4・6トンもある。海底区間では上下線で計472枚を使うが、トンネル内に染み出した海水の影響で、中の鉄筋がさびて劣化が進む。

 JR西は状態を見極め、約20年前に交換を開始。トンネルは断面の半径が約5メートルで、通常のクレーンは壁などにつかえるため、敷き直しは当初、人力に頼った。2004年、門型クレーンを搭載した世界初の専用保守車を導入。深夜のみ1回約5時間の作業で、4枚交換できるようになった。

2012年1月29日  読売新聞)
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