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    堺市の3歳虐待死両親に実刑

     堺市北区の梶本樹李たつきちゃん(死亡当時3歳)が行方不明となり、昨年11月に遺体で見つかった事件で、傷害致死や死体遺棄などの罪に問われた父親のすぐる(36)、母親の千穂(33)両被告の裁判員裁判の判決が6日、大阪地裁堺支部であり、真鍋秀永裁判長は、卓被告に懲役7年、千穂被告に懲役3年の実刑判決を言い渡した。

     判決によると、卓被告は2015年12月17日、大阪府松原市の当時の自宅で、就寝しない樹李ちゃんに腹を立て、頭を数回たたいて壁に打ち付けて死亡させた。千穂被告も卓被告の暴行を止めず、共謀して遺体を16年5月、同府千早赤阪村の山中の河原に埋めた。

     公判で検察側は、卓被告に懲役10年を求刑。千穂被告は、傷害致死罪について「たたいていない」などとして無罪を主張していたが、検察側は「卓被告の暴力を容認しており、共犯にあたる」として懲役7年を求刑するとともに、予備的訴因として、ほう助罪を追加し、この場合は同4年が妥当としていた。

     真鍋裁判長は判決で、「千穂被告は暴行するよう頼んだわけではない」などとして傷害致死罪の成立を否定する一方で、「暴行を予見できたのに声をかけていない」と述べ、ほう助罪を適用。その上で、「卓被告は遺体の扱いもあまりにひどい。千穂被告も我が子を守るための行動をとらず、責任は重い」と述べた。

    2017年10月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    
    大阪本社社会部から
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