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120213恋愛・結婚

14歳年下の彼 “年の差婚”につなげるには

彼の振る舞いに徐々に不安が…


 先日、再婚を発表したラサール石井さんと相手女性は32歳差、熱愛報道の浅野忠信さんと仲里依紗さんは16歳差など、“年の差恋愛”のニュースが続いています。芸能界では圧倒的に男性が年上のカップルが多いのですが、一般ではそうとは言い切れません。私の周りにも、女性が年上のカップルがたくさんいるのです。

 今回の相談者・美紀さん(仮名、42歳)は、そのひとり。14歳下の男性(28歳)との交際は順調だったものの、徐々に不安が大きくなり、相談を持ちかけてくれました。

 美紀さん「彼は以前勤めていた会社の後輩なのですが、とても素直で穏やかな性格で、年齢差も全然気にならず仲よくやっていました。でも付き合い始めて半年が過ぎたころから、だんだんマイペースというか、自分勝手な振る舞いが増えたんです」

 木村「たとえば、どんなことがありましたか?」

 美紀さん「デートに遅刻したり、私の部屋にタバコの灰をまき散らしたり、旅行の予定を1週間前になって『日にちを変えたい』と言い出したり。年齢差を考えたら小さなことなのかもしれませんが、だんだんイライラするようになってしまって」

 木村「そういうとき、美紀さんはガマンしますか? それとも、彼に何か言いますか?」

 美紀さん「14歳も年下の彼と付き合う以上、『ある程度のことは受け流そう』とか、『成長するのを待とう』とは思っているので、何回かはガマンします。でも結局、『そういうことはやめて』と少し強い口調で言ってしまうんですよね。会社の先輩だったころがそうだったのですが、最近は当時のように聞いてもらえなくて……」

 木村「今は会社の上下関係ではなく、恋愛関係なのですから、同じ言い方では難しいでしょうね。頭ごなしに『なぜそうなんだ』『それはダメ!』と責める形ではなく、『こうしてみない?』『ダメかな?』と質問形で声をかけてみたらいかがでしょうか」

 美紀さん「どうして質問形なのですか?」

 木村「仕事なら命令として言われてもやらなければいけませんが、プライベートではそこまで強制力がありません。質問形にすることで、それとなく自分の意向を伝えつつ、彼に選択権を与えることができます。1回で受け入れてもらえるか分かりませんが、男性は『じゃあ、やろう』と自分で決めたことは、やり続ける傾向がありますから」

 美紀さん「『彼はどうして素直じゃなくなったんだろう』と思っていたのですが、私にも原因があるということですね。先輩時代のイメージがまだ抜け切れていないのかな……」

 木村「『彼が素直でなくなった』というよりは、交際期間が長くなり、二人に慣れが出ているだけかもしれませんよ。その慣れが、彼は『これくらいいいでしょ』という甘えに、美紀さんは『こうして欲しい』という要求の高さにつながってはいませんか?」

 美紀さん「(考え込みながら)言われると、そんな気もしてきますね……」

 木村「要求ではなく、ほどよい危機感を与えて、甘えから目を覚まさせてあげるといいと思いますよ。たとえば、見た目を磨くとか、イメージチェンジするとか、その姿で多くの男女が集まる場に行くとか、そこで会った男性を少しホメるとか、その話をしながら、しばらく彼に見せなかった無邪気な笑顔を見せるとか」

 美紀さん「嫉妬させるということですか?」

 木村「嫉妬心をあおるというよりは、安心や油断し切っている状態を変えるだけでいいんですよ。彼に『オレに嫉妬させようとして言ってるな』と思われたら意味がないので、できるだけ自然な感じで」

 美紀さん「彼の心が離れないか心配なんですが……」

 木村「もう少し自信を持っていいと思いますよ。年上女性を恋人に選ぶ男性は、居心地の良さや癒し、自分への理解度などに惹かれることが多いので、それさえしっかり感じさせていれば大丈夫でしょう。逆に、束縛しすぎたり、若い女性への嫉妬心が強くなったりすると、心が離れる可能性があるので気を付けてくださいね」

 美紀さん「それは付き合い始めたときから、気を付けています。14歳も年上なのだから、束縛や嫉妬はダメだと」

 木村「束縛や嫉妬ではなく、かわいらしく頼ったり、甘えたりすればいいんですよ。年上の恋人からそうされて、イヤな男性はあまりいないですから」

 美紀さん「彼が甘えるより、私が甘えた方がいいということですか?」

 木村「いえいえ、基本は彼に甘えさせてあげればいいと思います。ただ、それが過ぎると、彼が努力をやめたり、成長を止めたりしてしまうので、適度なさじ加減で。会社の先輩後輩時代も、そういうことはありませんでしたか?」

 美紀さん「確かに、困っているときは私から助け船を出しましたし、『キミならできるよ』とか『期待してるからね』などと励ましていました」

 木村「そういう声かけは、仕事の上下関係だけでなく、男女関係でも大切なことなんですよ。心理学に“ピグマリオン効果”という言葉があるのですが、これは『期待をかけた相手は、それに応えようと頑張り、達成できたときに距離が縮まる』という意味です。だから彼と美紀さんは、年齢差を超えて恋人同士になれたのではないですか?」

 美紀さん「そういうところで信頼関係を築けたのは確かですね」

 木村「今も同じスタンスでいいんですよ。彼にとって美紀さんは、これからもずっと“大人の女性”という存在であることに変わりませんし」

 美紀さん「たまには、私が彼のことをそう思えたらいいのに……あっ、そうか! だからときどき甘えたり、頼ったりした方がいいんですね」

 木村「その通りです。では、大事な二人の将来についてもお話しましょう」

 ――14歳年上の美紀さんが描く未来予想図は、どんなもので、どんな努力が必要なのでしょうか?

2012年2月13日  読売新聞)


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(2012年5月22日)[全文へ]

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