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いずれ皆バラバラになるのはわかっていた。でも本当はわかってなかった。ずっと一緒にいる気がしてた。でも入試を受けに行く子を見送り、そうじゃない事を再確認した。見ている先は別々で、卒業すればめったに会うこともないだろう。もう「ティンカーベルは蝶か蛾か」といったアホな議論をすることもない。
写真に全てが残るわけじゃない。それでも私が今見ているものを撮りたい。本当は授業中も撮りたいが無理なので、すごい体勢で寝て筆箱落とす子、男子の奇抜な靴下、気合の巻き髪、カップルがたまに目をあわせるの、前の子の寝ぐせレベル、足のステップ、教室への光の入り方、そういうのを、ずっと眺める。
何でもっともっと皆と一緒にいなかったのか。私1人早くも寂しい。でも、ポンを含め、皆といれる今が一番楽しい。受験に苦しみながらも、ちょっぴり楽しんで、たまに廊下で「彼氏欲しー」とか叫んじゃう彼女たちが本当に愛おしい。
卒業まで残りわずかで、実際はあと一か月程であまり会わなくなる。だからそれまでの少しの間私は友人たちに今まで以上に全力の愛を捧ぐ。まあ断られるでしょうけど。
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