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最優秀賞 「水が恋しくて」 村尾良一(千葉)
ヒモから偶然に放たれたコイ。大空の映り込む田んぼで泳ぐ様子に、物語を感じました。日本の代表的なお祭りごとと稲作との一体感がこの写真の妙味。梅雨の前触れのような、しっとりとした夕暮れの時間帯も最高です。
審査委員特別賞 「晴れ姿」 山田逸朗(愛媛)
真っ青な空に鮮やかな大漁旗。派手めな発色をするデジタル写真にぴったりの場面です。映画「タイタニック」のような子供たちの踊りも面白く、高気圧の気分の良さを満喫させてくれます。質の良い記念写真です。
優秀賞 「出ましたヨ(お化けが)」 長谷部厚子(東京)
低速シャッターでこういうことができるという技術を、作者はうんと楽しんでいる気がします。仏間で手をそろえ、かっぽう着姿で協力した、かわいいお化けにも賞をあげたい。
優秀賞 「沿線の春」 吉野荘六(千葉)
極端なローアングルは別世界への途(みち)が開かれ、二眼レフ全盛時代を彷彿(ほうふつ)させます。踏切から撮った線路の光り具合と鮮やかな花が効いていて、なんだか懐かしく、日本の一番美しい瞬間が収められています。
優秀賞 「エイ 人になる」 田中栄子(東京)
逆光で暗いエイに光の当たった見物人が映り込み、天地を逆に表現しているところが傑作です。この瞬間、人がエイと共に泳いでいると思えば楽しく、ランニング姿のお父さんが、エイを庶民化してしまった偶然が面白いです。
優秀賞 「ア!危ない」 佐藤末廣(佐賀)
最新ビルのガラス張りでもゆがみは出るものです。それを見つけて収めたときの自慢顔がタイトルになって表れています。何かを揶揄(やゆ)する時にこういう映りこみは面白いものです。
優秀賞 「おっかなびっくり」 山田貴美子(神奈川)
色鮮やかな衣装を着せられ腰の引けている子供と、そっぽを向いている犬との絶妙な関係性が素晴らしいです。女性が撮る写真の強さ「かわいい」が結実しています。
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