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    第37回

    ファミリー部門 冬の部 優秀賞

    「案内人」

    馬場歩さん 37 埼玉県上尾市

    「散髪」

    磯秀樹さん 65 和歌山県紀の川市=和歌山YPC会員

    「急流そりすべり」

    石田めぐみさん 34 北海道北広島市

    「徒歩30秒の日課」

    飯田祐子さん 35 京都市

    「寒さに耐える」

    斉藤延子さん 61 香川県観音寺市

    「化粧の出来栄え」

    田上盛一さん 67 和歌山県上富田町

    「幸せは突然に」

    古里ひろしさん 53 鹿児島県東串良町

    「女三代細腕繁盛記」

    伊藤杏さん 13 静岡県沼津市

    忘れたくない瞬間鮮やか 選評

     年の瀬から新年は、生活圏の「非日常」に出会うチャンスです。慌ただしい中でもカメラを離さず、忘れたくないひとときを収めた秀作が並びました。

     年末に帰省した孫娘が親類の子の髪をカットしています。2人を見守る祖母の笑顔が温かな「散髪」。大みそかの「幸せは突然に」からは、娘たちからのキスに驚く父親の、照れやうれしさが伝わってきます。

     「寒さに耐える」懸命な表情も、見る人の心をつかみます。昨年の寒げいこで見かけた少年が、今年も涙をこぼして頑張る姿を、励ます気持ちで撮りました。

     昔話の世界に迷い込んだような「案内人」は、初詣に訪れた元旦、神社を歩く次女を追いかけながらとらえた場面です。独自の感覚を大切に、シャッターを押しています。

     「化粧の出来栄え」では、参拝客を笑わせる「鈴振りさん」が、化粧を施されて鏡をチェック。そのおかしさに、まず自身が吹き出しています。差し込む朝日に衣装が映えて鮮やかです。

     そのタイトルが光る「女三代細腕繁盛記」は、3代の手を収めた中学生の作品。指の形がそっくりで、顔や性格も似ているのかなと想像が膨らみました。

     「急流そりすべり」は、表情とともに傾斜を写しこみ、「急流」のスリルをとらえたうまさが光ります。背景の青空が雪の質感を強調しています。

     「徒歩30秒の日課」とは銭湯通いのこと。引っ越して来た土地の銭湯で常連客にかわいがられ、すっかり気に入った様子を、自然な目線で作品にしました。

     次回は「春」。フレッシュな作品をお待ちしています。

     (読売写真大賞事務局 吉川綾美)

    2015年04月09日 12時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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