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    2016年

    優秀作品

    最優秀賞 「海霧」

    秋山真人(愛媛)
    •  巨大な波を思わせる迫力満点の大きな海霧は、手前の小さな船によって効果を上げ、怪物的な様相が恐怖を覚えるほどです。右上に橋の片鱗が一瞬の感じで顔を出すのも全体のスケールの大きさを表現するのに一役買っていて大きな写真になりました。
       巨大な波を思わせる迫力満点の大きな海霧は、手前の小さな船によって効果を上げ、怪物的な様相が恐怖を覚えるほどです。右上に橋の片鱗が一瞬の感じで顔を出すのも全体のスケールの大きさを表現するのに一役買っていて大きな写真になりました。

     

    審査委員特別賞 「明日へ」

    伊藤国男(千葉)
    •  若者の屈託がない素直な笑顔は、見るものの心を和ませます。一瞥で分かる写真のストレートな正直さに誰もがしばし安堵します。ワイドレンズによるポートレートとしても秀逸ですし、背景の天と地の広大さが「明日へ」を表し、写真の大衆性が素晴らしい。
       若者の屈託がない素直な笑顔は、見るものの心を和ませます。一瞥で分かる写真のストレートな正直さに誰もがしばし安堵します。ワイドレンズによるポートレートとしても秀逸ですし、背景の天と地の広大さが「明日へ」を表し、写真の大衆性が素晴らしい。

     

    優秀賞 「ミステリーゾーン」

    小菅美代(東京)
    •  公園の遊具でしょうか、土管の中にシルエットの少女らしい姿がちょっと寂しげに見えます。カメラマンは一瞥や凝視の専門家だと思いがちですが、「見ることは見られることだ」と少年の右目が言っています。ここにスナップ写真の危うさがあり面白いところです。
       公園の遊具でしょうか、土管の中にシルエットの少女らしい姿がちょっと寂しげに見えます。カメラマンは一瞥や凝視の専門家だと思いがちですが、「見ることは見られることだ」と少年の右目が言っています。ここにスナップ写真の危うさがあり面白いところです。

     

    優秀賞 「感動」

    菅清一(山形)
    •  クラゲの水族館として全国的に有名になって大盛況だそうだ。2000匹のクラゲが泳ぐ直径5メートルの巨大水槽の前で親子が記念撮影する情景を外から写した借景といえるものです。愛する我が子はどうしてもアップになりがちですが、このスケールの記念写真をお母さんたちが使い出すと無敵ですね。
       クラゲの水族館として全国的に有名になって大盛況だそうだ。2000匹のクラゲが泳ぐ直径5メートルの巨大水槽の前で親子が記念撮影する情景を外から写した借景といえるものです。愛する我が子はどうしてもアップになりがちですが、このスケールの記念写真をお母さんたちが使い出すと無敵ですね。

     

    優秀賞 「春呼ぶマドンナ」

    田中喜一郎(東京)
    •  人間的・感情的な温かさを感じさせるユーモアがこぼれるようです。無造作に見える演出ですが、サクラの花弁絨毯の上で春先の陽気に酔いしれる花見大根の姿に目を細めます。目配りの利いた奥の桜も程好く、「自分に新しい」ものを見つけるセンスが良いです。
       人間的・感情的な温かさを感じさせるユーモアがこぼれるようです。無造作に見える演出ですが、サクラの花弁絨毯の上で春先の陽気に酔いしれる花見大根の姿に目を細めます。目配りの利いた奥の桜も程好く、「自分に新しい」ものを見つけるセンスが良いです。

     

    優秀賞 「冬枯れ」

    関伸子(神戸)
    •  蓮の冬枯れはしばしば名作のテーマになっている自然の造形のひとつです。水辺に映る色鮮やかな建築物と、青空を背景に前衛絵画か古代文字かと見紛う抽象性が、遠い彼方からのメッセージだと妄想すると味わいの違う写真に感じられるのが、奇妙な面白さです。
       蓮の冬枯れはしばしば名作のテーマになっている自然の造形のひとつです。水辺に映る色鮮やかな建築物と、青空を背景に前衛絵画か古代文字かと見紛う抽象性が、遠い彼方からのメッセージだと妄想すると味わいの違う写真に感じられるのが、奇妙な面白さです。

     

    優秀賞 「真夏の夜の火祭り」

    渡部美智子(東京)
    •  山間の夕暮れに現れた三つの火の輪が幻想的で美しい眺めです。撮影の準備怠りなく三脚を使用してスローシャッターは見事に決まりました。惜しむらくは川面に火の映り込みがはっきりと分かるフレーミングを試みれば、大きな舞台の写真になったでしょう。
       山間の夕暮れに現れた三つの火の輪が幻想的で美しい眺めです。撮影の準備怠りなく三脚を使用してスローシャッターは見事に決まりました。惜しむらくは川面に火の映り込みがはっきりと分かるフレーミングを試みれば、大きな舞台の写真になったでしょう。

     

    2016年07月21日 15時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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    山へ行こう♪

    初心者も、ベテランも 準備はしっかりと