漁船の発見時間情報、防衛相が隠ぺい否定「確認に時間」海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故に関し、防衛省・自衛隊が事故当日の19日夕に、清徳丸の発見が衝突12分前であるとの情報を得ながら、翌20日夕まで公表しなかった問題について、石破防衛相は26日午前の閣議後の記者会見で、「情報確認に時間がかかった。隠ぺいして何ら得るものはないし、情報操作をするような防衛省ではない」と述べ、情報の公表は適切だったとの認識を示した。 防衛相は、「(捜査をしている)海上保安庁から情報が出るまで、(防衛省が)一切言わないということはよくない。分かっていることで、公表してよいものは出すべきだという指示は私の責任で省内に出した」と強調した。 その上で、イージス艦が漁船を発見した時間について、19日の段階で「事故発生2分前」としながら、20日夕に「12分前」に修正したことに関し、「断片的にバラバラと情報が入ってくるが、それは本当に確かな時刻なのかを確認しないまま外に出せば混乱する。(12分前と)確認するための作業に当然時間がかかる。正しい確認作業だった」と説明した。 さらに、「防衛省が得た情報は、海保の捜査当局に公表してよいか確認しないといけない。その確認にはすごく時間がかかったと聞いている。私や防衛省に(情報が)入った時期と、公表した時期が異なるとしても、事実の確認と公表の可否に時間を要したためだ」と釈明し、「12分前ということを隠して、防衛省にとって何の意味があるのか」と語気を強めた。 また、防衛相は自身の責任について、26日午前の衆院安全保障委員会で、「(進退は)自分で判断するが、(行方不明者の)家族や漁協の方々の思いに応えることが責任の取り方だ」と述べ、職を辞さず、捜索活動や再発防止に全力を挙げる考えを示した。 自民党の武田良太氏の質問に答えた。 防衛省・自衛隊は26日未明の記者団への説明で、〈1〉「清徳丸の発見は衝突12分前」との第一報は事故当日の19日午後4時18分に乗組員から事情聴取して判明〈2〉この情報は19日夜に海上幕僚監部が防衛相に報告〈3〉その後に海幕は記者団に「2分前」と説明〈4〉20日朝に海幕が防衛相に「12分前」と再報告〈5〉防衛省は20日夕に「12分前」と初めて公表――したことを明らかにした。 (2008年2月26日14時15分 読売新聞)
|
今週のPICK UPPR
|
| ▲この画面の上へ |
|
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |