空自機派遣の見送りを正式表明…町村官房長官町村官房長官は30日午前の記者会見で、四川大地震の被災者に向けた緊急支援物資輸送のための航空自衛隊機の派遣見送りを表明した。 中国政府が国内世論の反発から受け入れに難色を示したためで、民間のチャーター機を使い、テントや毛布などを運ぶ。 町村長官は「今回は自衛隊機派遣を行うことはない。中国側と相談する過程で『自衛隊機活用も一つのアイデアだ』と先方から内々の打診があったが、現実に合意したことはない」と述べた。派遣取りやめの理由は「中国で一部、慎重論が出始めていることも考慮し、日中間で協議した結果、見送ることにした。摩擦が起きてまでやる話ではない」と説明した。 石破防衛相は30日午前の記者会見で、「日本への信頼を獲得する努力を、今後も地道にやっていかないといけない」と強調する一方で、日中防衛交流に関しては「影響はない。淡々と進める」と述べた。 外務省によると、中国のインターネットサイトでは自衛隊機派遣に関する緊急世論調査が実施され、「受け入れ反対」が過半数を占めた。ただ、「賛成」との差はわずか10ポイント程度で、これが逆に、「せっかく対日感情が改善されているのに、あえて無理することもない」(外務省筋)との判断に傾いた面もあるという。 (2008年5月30日13時36分 読売新聞)
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