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麻生首相、総裁選前倒しを否定

 自民党内に9月の総裁選の前倒しを求める動きが出ていることについて、麻生首相は22日、前倒しの考えはないことを明言した。

 総裁選前倒しは事実上の「麻生降ろし」と受け止められているだけに、こうした動きをけん制した格好だ。

 首相は、首相官邸で記者団に「総裁選を前倒しという意見があることは聞いている。私自身として前倒しするつもりはない」と述べた。河村官房長官も同日の記者会見で「先の総裁選で、圧倒的多数で選ばれた総裁のもと、ここまでやってきた自民党の自信と誇りを失うべきではない」と訴えた。

 これに対して、総裁選前倒しの署名活動を行っている山本拓衆院議員(町村派・当選4回)は22日、署名による賛同議員は82人、電話で山本氏に賛意を伝えた議員が26人で賛同者は合計108人となったという「中間集計」を公表した。

 こうした結果について、自民党の加藤紘一・元幹事長は同日、国会内で記者団に「議員の間で激しいマグマがたまっている。世論調査で自民党に対する評価が落ちており、あせりが非常に強い」と指摘した。

 党則第6条では、総裁の任期満了前に、所属国会議員(衆院議長と参院副議長を除いた384人)と都道府県連代表(47人)の総数の過半数(216人)が要求すれば、総裁選実施は可能と定めている。

 山本氏はこの半数近くまで賛同者を集めたことになるが、中間集計では具体的な賛同者の氏名を明らかにしていない。

 このため自民党内でも「衆院議員の任期満了間近で、総裁選をやる時間はほとんどない。前倒しを訴える議員は、自分が目立ちたいだけだ」と冷ややかに見る向きも多い。

2009年6月22日23時13分  読売新聞)
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