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首都決戦燃える…カギ握る無党派票奪い合い

大田区の選管が行った投票呼びかけキャンペーン

 衆院選の行方を占う重要な都議選が12日に迫った。結果は政権の行方も左右しかねないだけに関心は若者の間でも高く、投票率は前回(2005年)の43・99%を上回りそうだ。

 一方、投票する候補者を決めていない有権者も多いだけに、若者や「無党派層」の動向がとりわけ決戦のカギを握る。終盤戦、各候補はあの手この手で浮動票の奪い合いを繰り広げている。

 組織に頼りにくい新人は浮動票掘り起こしに必死だ。自民党の公募で立候補した女性新人は街頭で「私は民間出身でしがらみがない」と強調。「生活者の視点で仕事をします」と政党色を控え無党派層に訴える。民主党の女性新人候補は、赤いTシャツにジーンズ姿で、若者に向けて親しみやすさをアピールしている。

 話題の3人乗り自転車に乗ったり、新住民の多い高層マンションを見上げたりしながら演説を繰り返す候補もいる。

 読売新聞の世論調査では、8割を超える有権者が都議選に「大いに関心」「少しは関心」としており、「支持政党なし」の無党派層は3割を超える。投票率がどこまで上がるかも焦点。

 コラムニストの天野祐吉さんは「都議選の投票率が上がるとすれば、無党派層の多くが、今回は自分の1票で日本の政治が変わりそうだと感じて投票に行くからではないか」と指摘、「ただ、投票率が上がっても変化に対する好奇心の表れで、政治への意識が成熟したことにはならないのでは」と付け加えた。

 投票率の低落傾向に悩む選挙管理委員会も若者や無党派層の取り込みを目指す。都選管は特に20代を意識してタレントの劇団ひとりさんをイメージキャラクターに起用。JR山手線1編成の中づり広告を投票前日の11日まで“ジャック”し投票を呼びかける。

 若者の立ち寄る飲食店で割りばしの袋に投票日を印刷して配布(文京区)、新成人約100人をモデルにした啓発ポスターで刺激する(新宿区)など、各地区の選管も話題作りで知恵を絞っている。

2009年7月11日03時03分  読売新聞)

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