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公明、民主に政策で接近…参院選「第3極」意識

 公明党が民主党に接近を図っている。

 山口代表は24日、鳩山首相(民主党代表)と首相官邸で会談、介護政策に関する提言を手渡した。

 社会保障分野などで政策実現を働きかけ、支持者にアピールする狙いがあると見られる。ただ、「政治とカネ」の問題では鳩山政権への追及姿勢を崩しておらず、歩み寄りは当面、政策レベルにとどまりそうだ。

 提言は「新・介護公明ビジョン」と題し、党としての介護保険制度改革案などを盛り込んだものだ。首相は色よい対応を見せた。「早速、政府内で検討を促したい」と語ると、すぐ官邸に長妻厚生労働相を呼び「提言を厚労省の介護政策に反映させてほしい」と指示した。

 首相は、公明党が呼びかけている政治資金規正法改正に向けた与野党協議機関についても「早急に進めたい」と述べるなど丁寧な対応に終始した。

 公明党は、野党に転落後、連立を組んでいた自民党と距離を置きつつある。今国会では、2009年度第2次補正予算案に賛成(自民党は反対)し、22日から自民党が打って出た審議拒否戦術にも同調していない。

 背景には、自民、民主両党と一定の距離をとる「第3極」に位置しながら「今夏の参院選後のキャスチングボートを握る」(党幹部)との思惑が見え隠れする。

 一方の民主党も、政権への逆風が吹き始めたことから、参院選後をにらみ、公明党の取り込みを図ろうとしている。

 ただ、参院選では、自民党との選挙協力は白紙としたものの、なお「自公協力」を軸に考える公明党の地方組織は多い。党執行部では、民主党との距離を一定程度保ちつつ、存在感を高めたい考えだ。

2010年2月25日08時58分  読売新聞)

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