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菅・小沢の両陣営、支持固め急ぐ

 民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)への出馬意向を表明した菅首相と小沢一郎前幹事長の両陣営は27日午前、旧民社党系、旧社会党系グループなど態度を決めていない「中間派」への働きかけや党員・サポーター投票をにらんだ運動を開始した。

 新型インフルエンザ対策本部や宇宙開発戦略本部の会合に相次いで出席した首相とは対照的に、小沢氏は全国郵便局長会(全特)などの「団体回り」に専念し、支援要請を本格化させた。

 小沢氏は同日午前、都内の全特本部を訪問して柘植芳文会長に会い、代表選出馬に理解を求めた。先の通常国会で廃案になった郵政改革法案について切り出した小沢氏は「心苦しい。私がそういう立場になったら、約束を守るのは当然だ」と首相就任に意欲を示した。

 小沢氏が全特など支援団体を重視するのは、団体から支援を受ける民主党議員や、党員・サポーター票の獲得を念頭に置いたものとみられる。「支持基盤の弱い新人議員らには『選挙の小沢』というイメージを訴えるのが最も効果的だ」(周辺)という戦略だ。

 小沢氏は同日午後には、同党最大の支持団体である連合本部を訪問する予定だ。連合重視をアピールすることで、旧民社党系、旧社会党系の支持を得たい考えだ。これに対し、菅陣営からは「閣内に仙谷官房長官や直嶋経済産業相ら連合に近い有力議員がいるのに、連合が『倒閣』に回れるはずがない」との声が出ている。

 一方、旧民社党系グループは27日午前、中野寛成元衆院副議長、田中慶秋衆院議員ら幹部が国会内で代表選への対応を協議したが結論は出ず、引き続き独自候補擁立を目指す方針を確認した。

 鳩山グループも同日昼、鳩山前首相が小沢氏支持を明言したことを受けて、他の幹部が都内で対応を協議したが、依然として対立回避を求める声が上がった。

 菅陣営では、石井一副代表が同日昼、首相官邸で首相と会い、江田五月前参院議長が選対本部長、石井氏が選対本部長代理に就任することを決めた。

2010年8月27日11時41分  読売新聞)

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