小沢氏「新たな連立」、野党に警戒と期待交錯民主党の小沢一郎前幹事長が2日の公開討論会で、衆参両院で多数派が異なる「ねじれ国会」の現状を踏まえ、新たな連立を模索する考えを示唆したことが波紋を広げている。 小沢氏は「当選させていただいた場合はスカッと申しあげます」と述べ、具体的な腹案を抱いていることも明らかにした。 小沢氏は、政策実現には参院の過半数維持が必要としたうえで、「仮に民主党政権が続くとしても、9年、12年を経ないと過半数は難しい」との見方を示した。「ドイツだって連立作るのに2、3か月かかっている」と指摘したことも、首相に就任した場合、じっくりと腰を据えて新たな連立政権の枠組み作りに取り組む意向を示したものと受け止められた。 小沢氏は1997年、旧新進党の党首に再選された直後に同党を解党したことがある。代表選を巡る党内対立が深まる中、菅陣営では、「対立が修復不能と見れば、小沢氏は荒業を繰り出してくるかもしれない」との見方もある。 小沢氏が首相になれば、衆院解散・総選挙に踏み切るとの見方も出ている。菅首相が3年間封印する持論を展開したのに対し、小沢氏は「当選したら明確にお伝えしたい」と述べ、解散カードの行使に含みを持たせたためだ。野党には警戒感が広がる一方で「政界再編のチャンス」(自民党幹部)との期待感を示す向きもある。 (2010年9月3日22時11分 読売新聞)
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