未明の評価書搬入、「姑息」と憤る移設反対派米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価書が28日未明、沖縄県庁に搬入されたことに対し、提出を阻止してきた移設反対派は憤り、庁舎内に座り込むなどして混乱が続いた。 「これから書類を届けたい」。防衛省沖縄防衛局から県庁の警備員室に連絡が入ったのは、夜が明けきらない午前4時前。約10分後、複数のワゴン車に分乗した防衛局職員が到着し、評価書が入った段ボール箱計16個を、警備員室に次々と運び込んだ。車内には、不適切発言で更迭された前局長の後任として今月着任した真部朗局長の姿もあった。 居合わせた反対派の山城博治・沖縄平和運動センター事務局長が、防衛局職員らに激しく抗議する一幕も。山城事務局長は「未明に書類を運び込むとは、信じられない。(県外移設を求める)県や県民の思いを無視する行為で決して許されない」と声を荒らげた。 その後、県庁前では午前8時頃から、反対派約100人が集まり集会を開き、「怒」と書かれた紙を掲げて抗議の姿勢をアピールした。移設先の名護市から駆け付けたパート従業員男性(66)は県庁の警備員室近くで座り込み、「姑息なやり方。形はともかく年内にこだわるのは、政府も相当追いつめられている証拠だ」と話した。 (2011年12月28日12時12分 読売新聞)
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