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2002

JANUARY
読売新聞読んでます。
勝利には『チーム愛』が大切

日本を引っ張る姿勢に共感

 「巨人というチームで同じユニホームを着ているのだから、チーム愛を大切にしてほしい。そしてその愛がなければ勝てないということもしっかりと認識してほしい」

原 辰徳さん

東京読売巨人軍監督
原 辰徳さん
 監督就任後の初のミーティング。全選手とコーチを前にして、こんな言葉を何のてらいもなく堂々と言い放てるところが、いかにもこの人らしい。

 明るさとさわやかさを持ち合わせた甘いマスクに、歯切れのいい口調。スーパースター長嶋茂雄の後を受け、巨人軍14代目の監督になっても、そのスタイルは変わらない。

 常に日の当たる道を歩み、すべてが順風満帆に映る野球人生だが、決して平たんではなかった。

 選手時代は“ON”後の「巨人の4番打者」として常にプレッシャーと戦った。けがにも泣かされ、引退の前には控え選手の苦しさも味わった。

 さらに、長嶋前監督の下、ヘッドコーチとしてナンバー2に徹してきたこの3年間は、選手との間に立ち、決して自分は表に出ない我慢を覚えた。

 目指す野球を「まず第1は勝つことだが、みなさんに喜んでもらえるスリリングでハードな攻撃的野球」と力強く答える表情に確かな自信がうかがえる。

 来季から指揮官として、これまで以上に注目されるシーズンを迎える。読売新聞は毎朝、必ず目を通しているが、スポーツ面については「負けた試合の記事でも『こういう見方があったのか』と参考にしている。厳しい記事でも栄養に変えるぐらいのパワーがなければ、プロ野球の世界では生き残れない」という。

 スポーツ面に劣らず興味があるのは政治面。憲法改正試案などの提言報道については「リーダーとしての立場から日本を引っ張っていこうとする姿勢が伝わってくる」と話す。

 宮崎秋季キャンプでは、初日から自らノックバットを握り、ブルペンでも打席に入るなど、厳しさの中にも常に選手に声をかけ、明るさを出そうとする姿が見られた。

「監督」と呼ばれることにまだ「素直に振り向けない」と照れながらも、“原イズム”は着実にチームに浸透しつつある。

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