
スピリチュアル・カウンセラー
江原啓之さん |
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幸せに生きるために、自分が霊的存在であることを意識し、経験と感動を学ぶ「スピリチュアリズム」を提唱する。1989年にスピリチュアリズム研究所を設立しカウンセリングを開始(現在休止中)。現在、『婦人公論』のエッセー「スピリチュアル決断バイブル」など雑誌連載やテレビ出演、講演などで幅広く活躍し、女性を中心にカリスマ的人気を誇る。
物質中心主義を乗り越え、自分で困難を切り開く「責任主体」の考えが幸せを導くと説く。「心とは何か、生きるとは何かということに、多くの人が耳を傾けてくれるようになった」と語る。
「心」といっても、「現実」から目をそらすことではない。逆に「社会を直視しなければ前に進めない。新聞をちゃんと読まなきゃだめ」と強調する。「宿命という材料は変えられないが運命という料理は努力で変えることができる。新聞を読むにも創意、工夫、努力を自分で取り入れ吸収することで、おいしい料理を作る=運命を変えることができるんです」
新聞は社会面から読む。子どもが犯罪に巻き込まれ犠牲になった記事に接すると切なくなる。2年前、『子どもが危ない!』(集英社)を出版。子どもを犯罪から守るために「子どもを閉じ込めないで、放牧しよう。社会の子として、地域みんなに育ててもらおう」と、他人とふれ合うことの大切さを提案した。その縁で、昨年、全国PTA大会の中国ブロックで講演する機会に恵まれた。
「教育とは、教えを育むこと。教え育てることではない」が持論。自分のことだけではなく、相手の気持ちを思いやる想像力の大切さを訴える。「活字を読まないと想像力って絶対出ない」とも。
読売新聞では、日曜朝刊の書評欄「本よみうり堂」や、くらし・学び面の「教育ルネサンス」を楽しみにしている。生き方系の本や小説、エッセーなど幅広く読む読書家だ。
バリトン歌手の顔も持つ。今年3月には、CD『スピリチュアルエナジー』をリリース、4月から6月までの全国公演「スピリチュアル・ヴォイス」では、苦難の乗り越え方をテーマに、歌とトーク、カウンセリングで聴衆の心を魅了した。「真・善・美は、五感で感じるもの。音楽の詩と旋律を聴いてもらい、感性や心の柔軟性を磨いてほしい」と、年末にアマデウス室内オーケストラとのクラシックコンサートを開く。
将来は、「ホスピスを作り、死する人をきちんと見送り、残された家族の痛みを癒やしたい」。社会福祉への貢献という大きな目標を常に追い求めている。
オフは子どもと寝転がってくつろぐ「親子トド」。でも、ときには、「父親だったらキャッチボールやるもんだよ、と言われて、すみませんとあやまる」。照れ笑いの横顔に、「普通のお父さん」の一面を見た。
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