文字サイズ

    円盤銀河、楕円形に…110億光年先の観測成功

     平らな円盤の形をした銀河が、中心部が厚い楕円だえん形に変わっていく様子の観測に成功したと、国立天文台などの研究チームが11日、札幌市で開催中の日本天文学会で発表した。

     研究チームは、地球から約110億光年離れた、成長中の銀河の活動に着目。銀河の形の変化や、星ができる様子を、ハッブル宇宙望遠鏡と南米チリのアルマ望遠鏡を使って詳細に観測した。その結果、銀河の中心で多数の新たな星が急激に誕生し、厚みのある楕円に形を変えつつあることがわかった。1年間に誕生する星の質量は太陽の約126個分に相当し、地球がある天の川銀河の約40倍のペースで増えているという。

     楕円形の銀河は、複数の円盤形の銀河が衝突・合体してできることが知られていた。ひとつの銀河が成長して楕円形の銀河になるケースが観測されたのは初めて。チームの但木ただき謙一・国立天文台研究員は「星の材料となるガスが何らかの仕組みで銀河の中心に運ばれ、星が急増しているのではないか」と話している。

     本原顕太郎・東京大学准教授(銀河天文学)の話「衝突説以外の楕円形銀河の形成過程の解明に向け、大きな一歩となる成果だ」

    2017年09月12日 17時32分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP

    目力アップ♪

    疲れをほぐして、イキイキと!