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    「ブルセラ症」報告例ない新種、60代男性感染

     長野県東部在住の60歳代男性が、動物由来感染症「ブルセラ症」の国内外に報告例がない新種の菌に感染していたことが、国立感染症研究所(東京)などへの取材でわかった。

     同研究所と佐久医療センター(佐久市)、県佐久保健福祉事務所がまとめた報告書によると、男性は昨年4月上旬、食欲不振になり、同月下旬には39度を超える熱が出たこともあった。6月に腎機能の急速な悪化が確認され、同センターに入院し、新種の菌に感染していたことが判明した。男性は治療後も腎機能が回復せず、透析を受けているという。

     ブルセラ症は汚染された乳製品の飲食や感染した動物との接触などで感染し、ヒトからヒトへの感染は「極めてまれ」(同研究所)という。

     近年では海外から持ち込まれた例はあるが、男性は海外渡航歴はなく、輸入食品も食べていなかった。自宅は山奥にあり、猫や鶏を飼育。野生動物が敷地に侵入することはあるが、直接の接触はなかったという。

     同研究所などは男性への聞き取り調査や自宅周辺の動物のふんの採取などを行ったが、感染経路の特定には至っていない。

    2018年05月17日 11時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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