「下村先生、クラゲ光りました」助言でピカリ…山形の水族館山形県鶴岡市の市立加茂水族館が、今年のノーベル化学賞の受賞が決まった米ボストン大名誉教授下村脩さん(80)から思わぬ形でアドバイスを受け、オワンクラゲの発光に成功した。 下村さんの研究で一躍知名度が上がったオワンクラゲ。しかし、飼育するオワンクラゲは、海に生息するものとは異なり、発光しないのが難点だった。 下村さんとの縁を作ったのは、村上龍男館長が送った一通の手紙。受賞のお祝いを述べるついでに、「うちはたくさんクラゲを飼育していますが、オワンクラゲは残念ながら光りません」と書いたところ、下村さんから10月24日、国際電話がかかってきた。下村さんは「セレンテラジンという物質を餌に混ぜればよいと思います」と助言したうえ、「日本の研究者から取り寄せられるよう手配しておきましょう」と申し出た。水族館は、下村さんから紹介があった三重大から、セレンテラジンを取り寄せ、今月1日に水槽で実験を開始。餌になるシロクラゲ5匹に、海水に溶かしたセレンテラジンを注入して水槽に入れると、10分ほどでオワンクラゲの傘の周りが淡い緑色に発光した。 「下村さんの言う通りにしたら、本当に発光して感動した」と村上館長。「日本に帰った時には、ぜひ来館してほしい」と話している。 (2008年11月2日00時09分 読売新聞)
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