アライグマ、やっぱり洗っていた…エサを毒抜きアライグマは、洗っていた――。アライグマが毒を持つ生き物を食べる際、地面で“こすり洗い”して毒抜きをするユニークな行動を取ることが、京都大の持田浩治研究員(動物行動学)の調査で明らかになった。 両前脚で、洗うようなしぐさをすることからそう呼ばれているが、野生のアライグマの場合、餌探しのための行動で、実際は「洗わない」とされていた。持田研究員は「毒のある食物に関して、アライグマは、名前通りの行動をしている」と話す。 アライグマは北米原産で、小動物や昆虫、魚、果実などを食べる。持田研究員は、大阪府内などで捕獲された野生化したアライグマ6匹の食性を観察。皮膚から毒を分泌し、天敵がほとんどいないとされるアカハライモリやニホンヒキガエルを餌にしていたことがわかった。 詳しく調べた結果、6匹とも通常の餌はそのまま食べるが、においで餌に毒があると判断した場合、両前脚で、最長10分余りも地面に、こするなどしてから食べていた。刺激を与えて体内に蓄えた毒をすべて出させ、こすり落としてから口にしているとみられる。 持田研究員は「毒を絞り出して餌にする動物は他に聞いたことがない。何でも工夫して餌にする摂食行動が、故郷と環境が異なる場所にもうまく順応できる理由の一つなのかもしれない」としている。 (2009年4月27日05時50分 読売新聞)
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