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既存のワクチン「新型インフルに効果なし」…WHO発表

 【ジュネーブ支局】世界保健機関(WHO)の当局者は1日、感染が広がる新型インフルエンザに対して、従来の季節性インフルエンザのワクチンがほとんど効力を持たないとの見解を示した。検体の分析結果もそれを裏付けているという。

 新型インフルエンザのウイルスは、毎年冬に流行する「Aソ連型」ウイルスと似たタイプのため、ワクチンが効力を持つとの期待もあった。新型インフルに対する免疫が人にはないため、ワクチンが重要となる。

 WHOはワクチンを作るための試料を5月下旬までに用意し、4〜6か月後にはワクチンを供給できる体制が整う見込みという。

 米疾病対策センター(CDC)はメキシコなど6か国から採取した新型インフルエンザウイルスの遺伝子が99%以上一致したため、ワクチンは容易に作製できるとみている。CDCでも、今秋にはワクチンの供給体制が整うとしている。

 国内では、厚生労働省が、新型インフル用ワクチンの製造を各ワクチンメーカーに要請する考えを表明している。国内にはワクチンメーカーが4社・団体あり、例年、冬に向け約2500万人分のワクチンを製造している。

2009年5月2日11時39分  読売新聞)
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