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セシウムを誤認か…東電、未明の再訂正会見

 東京電力が福島第一原子力発電所2号機のタービン建屋で、運転中の原子炉内の水の1000万倍、29億ベクレルという高濃度の放射性物質を含む汚染水が見つかったとした27日午前の発表は、ほかの物質を誤認した分析ミスだった。

 東電は、一度訂正した物質の名前を28日未明の会見で再訂正するなど、終始混乱した。

 東電は、24日に作業員3人が被曝(ひばく)した事故を受け、24日から26日にかけて、1〜4号機で見つかった汚染水について分析。2号機の数値は、炉内の水の1万倍程度としていたほかの汚染水と比べても際立っていた。29億ベクレルも含まれるとされたヨウ素134は、ウランの核分裂で生成する。寿命(半減期)は53分と短く、半日で1万分の1以下に減る。ところが、2号機の結果では、半減期の長いほかの物質の100倍以上も存在したことになっていた。

 東電によると、27日午後に、同じ水を分析し直した結果、ヨウ素134と思っていた物質がほとんど減っておらず、原子の重さ(質量数)が同じセシウム134の間違いだったと気づいたという。セシウム134の半減期は2年と長く、放射線の放出が緩やかなので、ベクレルの数値は大きく下がる。同日夜の発表では、コバルト56の誤りの可能性が高いとしていたが、再検証の結果、違うとわかった。

2011年3月28日01時21分  読売新聞)

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