象牙(ぞうげ)の表面を染料で染めた後、はね彫りをほどこし、象牙の地色で文様を表す撥鏤(ばちる)技法で装飾された碁石。成形された象牙を紅色や紺色に染め、花喰い(はなくい)鳥の文様を両面に表している。この2種の棊子は一対のものと考えられる。宝庫には紅が132枚、紺が120枚残っている。赤と紺の棊子数が一致していないが、これは宝庫を開けた武将たちが拝借したためと言われている。
径1・5〜1・7センチ、厚さ0・6〜0・8センチ。