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    東京

    緑瑠璃十二曲長坏など解説…正倉院フォーラム東京

    • 「緑瑠璃十二曲長坏」について説明する松本伸之・奈良国立博物館長(10日、東京都千代田区で)=竹田津敦史撮影
      「緑瑠璃十二曲長坏」について説明する松本伸之・奈良国立博物館長(10日、東京都千代田区で)=竹田津敦史撮影

     奈良・正倉院に伝わる宝物の魅力を紹介する「正倉院フォーラム東京」(主催・読売新聞社、後援・奈良国立博物館)が10日、東京都千代田区のよみうり大手町ホールで開かれた。読売新聞社が特別協力する「第69回正倉院展」(10月28日~11月13日、同博物館)の見どころ解説などに、約500人が耳を傾けた。

     基調講演で奈良国立博物館の松本伸之館長(アジア工芸史)が、今回出展される濃緑色のガラス器「緑瑠璃十二曲長坏みどりるりのじゅうにきょくちょうはい」について、形の起源が西・中央アジアにあり、中国で作られたとみられると説明。「日本まで連綿と続いた国際的な文化伝播でんぱの系譜がはっきり分かる」と評価した。

     その後、東京国立博物館の沢田むつ代名誉館員・客員研究員(古代染織史)が、出展される宝物で、樹下にたたずむ羊が描かれた「羊木臈纈屏風ひつじきろうけちのびょうぶ」など、染織品の技法を解説した。

     同屏風は、羊の部分にろうを塗って周囲の部分だけが染まるように工夫し、制作された。臈纈というこの技法は平安時代にはほとんど使われなくなったと、沢田名誉館員は述べた。

     読売新聞グループ本社の老川祥一・取締役最高顧問・主筆代理は「正倉院は当時の品がそのまま傷まず伝わっている希有けうな例。正倉院展にご来館いただきたい」と呼びかけた。

    2017年09月12日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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