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    夜も満喫 天平の美…「ゆっくり鑑賞できた」

     華やかな天平文化の至宝を紹介する「第69回正倉院展」(主催・奈良国立博物館、特別協力・読売新聞社)が奈良市の奈良国立博物館で開幕した28日、週末と祝日に行われる開館時間の2時間延長もさっそく実施され、夕方以降、ゆっくり鑑賞を楽しむ姿が見られた。

     月~木曜は閉館時間が午後6時だが、金~日曜と祝日は昨年に続いて午後8時まで延長(入館は閉館30分前まで)。昨年の平均待ち時間を見ると、午前中は行列ができることもあったが、午後5時以降は待ち時間がほとんどなかった。

     「オータムレイトチケット」は、通常の当日券と比べて一般が300円引き、高校・大学生、小・中学生は各200円引きとお得だ。初日から買い求める来場者の列ができたほか、時間延長を利用して単眼鏡で小刀「沈香把玳瑁鞘金銀荘刀子じんこうのつかたいまいのさやきんぎんそうのとうす」の透かし彫りの金具など細かい部分まで鑑賞する人もいた。

     午後6時頃に夫婦で入館した東京都豊島区の主婦(63)のお目当ては、濃緑色のガラス器「緑瑠璃十二曲長坏みどりるりのじゅうにきょくちょうはい」。「午前中は大阪や奈良市外を観光し、夜からは正倉院展と決めていた。実物をじっくり眺めることができた」と声を弾ませた。

     旅行中という福岡市中央区の会社員(28)は「周辺の神社や寺院の拝観時間は夕方までなので先に行く必要があり、時間延長がないと来られなかった。夕飯を食べてゆっくり鑑賞できた」と満足そうだった。

     大阪府富田林市の専門学校生(20)も「遅くまで開館しているのを知って来たが、混んでなくて存分に楽しめた。(博物館がある)夜の奈良公園も幻想的な雰囲気で、いいですね」と話していた。

     11月13日まで。会期中無休。開館時間は午前9時~午後6時(金~日曜、祝日は午後8時まで)。一般1100円、高校・大学生700円、小・中学生400円。閉館の1時間半前から入館できる当日券「オータムレイトチケット」は、一般800円、高校・大学生500円、小・中学生200円。出展品の詳細や混雑状況は、ヨミウリ・オンラインの正倉院展特設サイト(http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/)で。

    2017年10月29日 04時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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