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22日は昼間なのに真っ暗46年ぶりの神秘日本の陸地では46年ぶりとなる皆既日食が7月22日に見られます。今年は、ガリレオが1609年に望遠鏡で夜空を観測してから400年を記念した「世界天文年」でもあります。大空に思いをはせてみましょう。(三井誠) 太陽が月にすっかり覆い隠されてしまう皆既日食。昼間なのに星が見えるくらいに暗くなる。動物たちは「夜になった」と勘違いして、鳥がねぐらに帰ったりもする。 その神秘的な光景は多くのファンをひきつけている。日食を観察する人たちで作る「日食情報センター」の石井馨さん(49)も、その一人。「皆既日食になると急に気温が下がります。見るだけではなく体全体で感じられる天文現象は、ほかにありません」と魅力を話す。国内では観察の機会が限られるので、2年に1度は日食を見るために海外に出かけるという。 7月22日に皆既日食が見られるのは、日本ではトカラ列島、屋久島など南の島々に限られるが、この様子はインターネットなどを通して全国に中継される。太陽の一部が隠される部分日食は各地で観察できる。日本で次の皆既日食が見られるのは、2035年になる。 東京では、太陽の直径の75%が月で覆い隠される。1時間ほどかけ、ゆっくり暗くなるので、進んでいるのか気付かないほどだが、日食観測用の特別なメガネ(天文ショップなどで手に入る)をかけて観察すると、月が太陽を覆い隠している様子がわかるはずだ。 「太陽が欠ける様子を見て、宇宙の中で太陽と月と地球に立つ自分がどのように並んでいるのかを想像してください」と石井さん。 黒い下敷きやサングラスなどをかざして見ると太陽はまぶしくなくなるが、目に有害な赤外線などは通ってしまう。観察の際には必ず専用メガネを着用するよう国立天文台(http://www.nao.ac.jp/)などでは呼びかけている。 皆既日食と同じく、太陽と月と地球が一直線に並ぶ現象に金環日食もある。皆既日食の時よりも月が地球から遠くにあるため、月が太陽を覆い隠すことが出来ず、月の周囲から太陽がはみ出す。日本では2012年に見ることができる。 世界天文年 各地で観察法「望遠鏡が動きます。注意してください」。スタッフの掛け声とともに、大きな望遠鏡が動き出すと、会場の中から「おー」という歓声が漏れた。東京都葛飾区の「郷土と天文の博物館」では毎月第2、4土曜と毎週金曜に、星空観察会を開いている。 ここの天文ドームの目玉は、筒の長さ約3メートル、レンズの直径25センチの大型屈折望遠鏡。惑星の形や模様、恒星の色などが観察でき、1等星などの明るい星なら昼間でも見ることができるという。 観察会で人気があるのは月や土星だ。「模様や輪がはっきり見えます」と同館専門調査員の井内麻友美さん(33)。 世界天文年の今年は、全国で星や太陽の観察会がたくさん計画され、世界天文年2009日本委員会のホームページ(http://www.astronomy2009.jp/)で紹介している。 星座早見盤を手元に夜空の星の上手な見方について、井内さんに聞いた。 手元に置いてほしいのは、星座早見盤だ。日付と時間を合わせれば、その日の夜空で見られる星の位置がわかる。 自分が向いている方角と星座早見盤の方角を合わせ、夜空で最も明るい1等星を探してみる。つぎに、ほかの星を結んでみて、星座が描けるか確かめる。暗い場所での観測なので大人に一緒にいてもらい、事故のないよう気をつけてほしい。(崎長敬志) ◇
大手小町編集部からみなさんはどこで誰と日食を見ますか。日食についておしゃべりしたいみなさん、掲示板「発言小町」へどうぞ。トピ「7月22日の皆既日食、どこでご覧になりますか?」はこちら。 (2009年7月7日 読売新聞)
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