国内最大の望遠鏡「なゆた」鏡お色直し終えて帰国…兵庫
修理を終え、ヨーロッパから戻ってきた反射鏡(県立西はりま天文台で)
兵庫県立西はりま天文台(佐用町)が誇る国内最大、口径2メートルの望遠鏡「なゆた」の反射鏡が、ヨーロッパでのお色直しを終えて無事“帰国”し、16日、同天文台で再設置作業が行われた。担当者は「文字通りピカピカになった反射鏡で、はっきりと見える星空を楽しんで」と、観測会への参加を呼びかけている。
一般の天文学ファンが利用できる公開望遠鏡としては世界最大。2004年11月の運用開始から4年が経過、アルミでメッキした反射鏡にさびが目立つようになってきたことから昨年末に取り外し、1月上旬、フランス・パリへ空輸。検査後、スペイン・アンダルシアの天文台でさびた部分を落とし、アルミの再メッキを施していた。
「なゆた」は100億光年先の光までとらえることができるが、修理前は能力が60%に低下していた。坂元誠主任研究員(42)は「再び完全な〈視力〉を取り戻したなゆたで、精度の高い観測を行いたい。ファンにも、ぜひ眺めてほしい」と話している。利用を申し込めるのは21日以降の観測会。問い合わせ、予約は西はりま天文台(0790・82・0598)へ。
(2009年3月17日14時13分 読売新聞)