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宇宙遊泳経験のエイ型ロボット、無事帰還

宇宙から帰還したエイ型ロボット(右)と宇宙飛行証明書

 国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を果たした日本人宇宙飛行士、若田光一さん(46)がISS内に持ち込み、宇宙遊泳に成功した小型のエイロボットが、製作者の山本郁夫・北九州市立大国際環境工学部教授(49)(ロボット工学)のもとに無事に“帰還”した。

 山本教授は「若田さんの意見も聞き、宇宙で活動できるロボット研究につなげたい」と喜んでいる。

 山本教授は、魚の動きをコンピューターで数値化し、水中でヒレがしなやかに動くタイ、エイ、コイ型のロボットを研究している。2006年、米航空宇宙局(NASA)からロボット操作について協力を求められた際、若田さんと知り合った。2人が九州大工学部航空学科の卒業生だったことから交流が深まり、宇宙でロボットを動かしてもらう約束を交わした。

 エイ型ロボットは全長約15センチ、幅約22センチ、重さ約90グラム。ゼンマイ仕掛けでヒレを上下させ前進する。3月に宇宙へ送られ、無重力状態の中で見事に「宇宙遊泳」を果たし、7月に地球へ帰ってきた。

 ロボットは若田さんから9月末、NASAの宇宙飛行証明書と一緒に郵送で届いた。

 山本教授は、ヒレの運動を応用し、しなやかな動きをするロボットアームを構想中。「若田さんとの友情のおかげでロボットが宇宙に行くことができた。感激しています」と喜んでいる。

 ロボットは28〜30日に北九州市若松区の北九州学術研究都市での「産学連携フェア」で一般公開される。(高橋宏平)

2009年10月8日16時17分  読売新聞)
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