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中国・大連の日本人抑留

第2次大戦後、旧ソ連が中国・大連に開設した「送還収容所」に収容されていた日本人の引き揚げの様子を記録した数多くの写真がロシア連邦国立公文書館(モスクワ)で保管されていることがわかった。1946年〜47年当時の撮影とみられる。
読売新聞が入手したのは、ソ連が大連に開設した送還収容所の様子を記録した資料に含まれていた。
ソ連による日本人の抑留はシベリア、樺太や北朝鮮などでも行われていたが、シベリア以外の写真資料はほとんど見つかっていない。
写真には、トラックの荷台に乗せられた日本軍捕虜や、看護婦に支えられた傷病者の姿なども含まれていた。子どもを背負い笑顔を見せる女性の姿もあり、抑留生活の厳しさを物語る一方で、帰国を前にして多くの抑留者たちがホッとした様子などが浮かび上がる。
これまで光が当たることがなかった大連での抑留の実態を解明する貴重な手がかりになりそうだ。

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写真は、ロシア連邦国立公文書館(モスクワ)所蔵
【取材】大阪本社編集委員 井手裕彦、モスクワ支局 緒方賢一、国際部 広瀬誠【デザイン】東京本社メディア局企画開発部 荒木田美咲
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