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ダルビッシュ、エースの気迫…力投に打線も応える

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力投する先発のダルビッシュ=田村充

 日本10―2台湾(アジア野球選手権=3日)――「いつものピッチングをすれば問題ないレベルだと思う」との言葉通り、快調にゼロ行進を続けてきたダルビッシュに、思わぬ落とし穴が待っていた。

 六回だった。二死を取った後に、3番の彭政閔にこの日2本目の安打を打たれ、4番の陳金鋒を迎えた。外角低めのスライダーと、内角の高めのシュートというデータ通りの攻めを続けたが、カウント1―3となった。

 ここで、ストライクを取りにいったわけではないが、外角低めの直球に陳金鋒の腕が伸びた。低いライナーはぐんぐんと伸びて、右中間席へ。ダルビッシュは飛び込んだ打球の方向を見つめながら、思わず顔をゆがめた。

 陳金鋒は、2004年のアテネ五輪1次リーグで上原(巨人)から3ランを放つなど、「日本キラー」。前日にも本塁打を放って調子を上げていただけに、もう少し警戒しても良かったが、そこで真っ向勝負を挑むのがダルビッシュの持ち味であり、また魅力でもある。

 エースのミスはこの直後、打線がすぐにカバーした。気迫を前面に出し、渾身(こんしん)のボールを投げ込むエースの力投に、打線もようやく目を覚ました。(西村海)

2007年12月3日22時59分  読売新聞)
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