今後の展望と存在意義
全世界を対象とする真のクラブ世界一を決める大会を目指したFIFAは、2000年に各大陸のカップ戦王者を中心に8チームを集めて、ブラジルで世界クラブ選手権を開催。しかし、実験的に催されたこの大会はスケジュールの調整や出場チームの定義など細部が折り合わず、01、03年に予定された大会はいずれも中止となってしまう。そして04年、FCポルトの優勝でトヨタカップは幕を閉じ、これを引き継ぐ形で、レギュレーションも一新された新しいFIFAクラブワールドチャンピオンシップの開催が決まった。
6大陸のクラブ王者で争われるこの大会は、欧州と南米をシードとして、残る4大陸代表が1回戦で対戦。その勝者がシードチームとの準決勝へと進むトーナメント方式で争われる。今年になってFIFAクラブワールドカップと名前も変わり、国別で争われる既存のワールドカップ同様に、将来的には各大陸の持ち回り開催も考えられている。しかし、開催国枠もない現状でホスト国として名乗りを上げるのは、日本しかないのが現状だ。実際、既に2007年大会に関しても日本で開催されることが決まっている。
始めたばかりの試みゆえ問題点も多いが、欧州、南米以外の地域に「世界」への門戸が開かれた意義は非常に大きい。今後既存のビッグクラブを脅かすような存在が他の地域から出てくれば、世界のサッカーはもっと面白くなるだろう。そうなれば、FIFAクラブワールドカップの権威もより高まっていくはずだ。