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封殺されたロナウジーニョ…クラブW杯決勝

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前半、ゴール前で激しく競り合うバルセロナのロナウジーニョ(右)とインテルナシオナルのファビアーノエレル

 試合後の表彰式。いつも陽気なロナウジーニョがうつろな表情で、首にかけられた銀メダルを外した。「世界一のタイトルを取って帰りたい」と臨んだ今大会。しかし、この日の背番号「10」は手にしたメダル同様、輝きが足りなかった。

 「チーム自体が、ひとりの傑出した選手に合わせるのが大事だ」とライカールト監督は言う。しかし、その「傑出した」ロナウジーニョが封じられた。得意のトリッキーなパスも次々とカットされ、チーム全体のリズムが崩れた。

 攻め手を欠くなか、82分、一瞬のスキを突かれ、決勝点を許した。その4分後、自らのFKはゴール左ポストをかすめるように、外れた。「負けることは悲しいが、サッカーはこんなことの繰り返し」とうなだれたロナウジーニョ。準々決勝でフランスに敗れたドイツW杯をなぞるように、今大会も試練を味わうことになった。

 自らの祖国ブラジル、それも故郷のポルトアレグレのチームに、サッカーの怖さを思い知らされた世界最高の「10番」。それでも気を取り直したように、「この大会は難しいよ。来年、戻ってきたいね」。この経験をバネに、もう一度、輝きを取り戻せるか。(平野和彦)

2006年12月18日11時20分  読売新聞)
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