大会名トヨタ・クラブワールドカップ 2007 大会期間2007年12月7日(金)‐16日(日) 日程 会場 東京・国立競技場 [地図] 愛知・豊田スタジアム [地図] 横浜国際総合競技場 [地図] 出場チーム
◇ ◇ ◇ 開催国枠が設置された今回のクラブワールドカップは、7チーム・7試合での新形式で行われる。ただし、今回は開催国日本の浦和レッズがアジア(AFC)王者となったため、出場クラブは1協会1クラブに限る原則に基づき、日本以外でアジア最上位のクラブ、つまりアジアチャンピオンズリーグ準優勝のセパハンに開催国枠が与えられることになった。 開催国枠で出場するセパハンはオセアニア(OFC)王者ワイタケレ・ユナイテッドと1回戦を行い、その勝者がアジア王者浦和との準々決勝に進出。さらにその勝者は欧州(UEFA)王者ACミランとの準決勝に駒を進める。 もう1つの準々決勝はアフリカ(CAF)王者エトワール・サヘルと北中米カリブ海(CONCACAF)王者パチューカとの間で争われ、勝った方が南米(CONMEBOL)王者ボカ・ジュニアーズとの準決勝に進出する。なお、準決勝で敗れた2クラブは3位決定戦に回るが、昨年までとは違い、5・6位決定戦は行われない。 見どころニューゴールラインテクノロジー 今大会では「ニューゴールラインテクノロジー」と呼ばれるシステムが試験的に導入される。アディダス社とカイロス社によって共同開発されたこのシステムは、ボールに埋め込まれたマイクロチップがゴールラインを割ったか否かを自動的に判定し、その情報が瞬時にレフェリーの腕時計に届くというもの。 今大会で好結果を得られれば、2010年ワールドカップで採用される可能性もあるという。これまで何度も生まれてきた「幻のゴール」は、このシステムとともになくなってしまうのだろうか。 エキスパートのボカ、ミランはコンディショニングが命 過去2大会と同様に、よほどの波乱が起こらない限りはACミランとボカ・ジュニアーズが決勝に残るだろう。現在のクラブワールドカップとなってからは初出場だが、過去8年間で4度目の来日となるボカはこの大会のエキスパートだ。FWパレルモ、MFバタグリアらトヨタカップ制覇の経験者もいる。 また、堅守を基本とする現在のスタイルは一発勝負のトーナメントに向いており、引いて守られることを嫌うACミランにとってはやりづらい相手となる。また、これは欧州勢共通のテーマであるが、ACミランにとって最大の敵は過密日程におけるコンディショニングだ。 今回は1週間の余裕を持って来日するというが、決勝へ向けてフレッシュな状態をつくることさえできれば、MFカカ、FWインザーギらのタレントがどんなディフェンスでも打ち破ってしまうだろう。 世界へ挑む浦和、それを阻止するセパハン、ワイタケレ 浦和の対戦相手を決める1回戦では、DFダニー・ヘイを中心としたワイタケレの屈強な守備陣と、MFナビドキアが操るセパハンの多彩な攻撃陣との戦いとなる。実力的にはセパハンが優位に立ち、ACLに続く3度目の対戦が見られる可能性は高い。 だが、どちらが来るにせよ、スタンドの圧倒的応援を背に戦える浦和の有利は変わらず、この一戦で歴史に残る「世界初勝利」を手にしてくれるはずだ。浦和対ACミランの準決勝が実現すれば、劣勢の展開は必至。しかし今季の浦和には押し込まれても守りきれる粘り強さがある。DF闘莉王らが世界屈指の攻撃をどこまで抑えられるのかをぜひ見てみたい。 謎多きエトワール、ポゼッションのパチューカ ボカへの挑戦権を争う準々決勝、パチューカとエトワール・サヘルの一戦は最も読みにくい。エトワールのサッカーについてはほとんど情報がないが、多くのチュニジア代表選手を輩出してきたことから、組織的な守備とFWシェルミティらの個人技を生かした速攻を仕掛ける同国代表のサッカーがイメージできる。 メキシコらしくパス回しを重視するパチューカは、相手のカウンターに注意する必要がある。MFチティバら多くの南米出身選手を擁するパチューカが勝ち上がれば、ボカとのラテンアメリカ対決はし烈を極めるだろう。 |
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