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本命・駒大、天国から地獄…「戦国駅伝」まさかのシード落ち

シード落ちで、手を合わせながらゴールする駒大・太田

 3日に復路が行われた第85回東京箱根間往復大学駅伝競走で、連覇を狙った優勝候補の駒大は総合13位に終わり、13大会ぶりにシード権を逃した。

 前回優勝校がシード落ちするのは、途中棄権(1996年の山梨学院大、2008年の順大)を除けば史上初めて。前々回優勝の順大も19位に沈むなど、強豪校でも下位に転落する「戦国駅伝」の様相が浮き彫りとなった。

 駒大は、前哨戦となる昨年11月の全日本大学駅伝で3連覇を達成、優勝候補の筆頭に挙げられていた。それだけに、今回の大失速は意外にも思えるが、大八木弘明監督はゴール後、主力の深津卓也選手(3年)が座骨神経痛を患っていたため起用できなかったことを明かし、「故障者が出てもろくなったのは、層が薄かったということ」と敗戦の弁を口にした。8区で区間賞と意地を見せた高林祐介選手(3年)は「優勝候補と言われて、過信していた部分があったが、これで現実に突き落とされた。一からやれるので、今はプラスに考えるしかない」と話すのが精いっぱいだった。

 駒大が最後にシード権を逃した96年は、大八木監督がコーチに就任して最初の大会。その後、優勝6回の強豪校に育てた名指導者は「原点に戻ってやろう」と涙を流す選手たちに呼びかけた。

 今回、上武大が初出場を果たしたように、実績がなかった大学も、強化や選手集めに力を入れている。そのため、各大学の力が伯仲してきていると指摘する声も多い。関東学生陸上競技連盟の駅伝対策委員長も務める神奈川大の大後栄治監督は「どこの指導者も命がけでやっている。ちょっとミスしただけで、強豪校でも簡単にシード落ちしてしまう」と指摘している。

2009年1月3日22時02分  読売新聞)
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