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襷のメモリー

日本帰化「次は監督で」…マヤカ

1994年の箱根駅伝2区で早大の花田勝彦(奥)をかわしてトップに立つマヤカ

 留学生として箱根を走り、指導者として箱根への再登場を目指しているのが、桜美林大駅伝監督の真也加ステファン(40)だ。

 1992年に山梨学院大に入った当初は、孤独感に悩んだ。「すぐにホームシックになって、ケニアに帰りたいと思った。だけど、空港への道も分からず本当に寂しかった」

 それでも、寂しさは練習で紛らわし、93年の2区で1時間8分26秒の区間賞で箱根デビュー。2年以降も2区を走り、区間1、2、3位と活躍した。

 同学年に早大のエース渡辺康幸(現早大駅伝監督)がいた。3度実現した「2区対決」は、マヤカの1勝2敗。「周りは対決を騒いだけど、僕は『山梨学院』対『早稲田』と思っていた」。宿命のライバルより1度多い、2度の優勝が何よりの誇りだ。共に指導者の道を歩む今は、一杯やりながら、選手勧誘の悩みなどを打ち明け合うこともあるという。

 他の留学生との大きな違いが、2005年に日本国籍を取得したこと。95年世界選手権女子マラソン9位の盛山玲世(せいやまさちよ)さん(41)と99年に結婚し、今は2児の父となり、「息子にも箱根を走ってほしい」との夢も。

 今年4月、桜美林大駅伝監督になったが、まだ長距離選手はいない。来年度以降に入学する選手たちと、箱根出場を狙う。

 「我慢強い選手を集め、世界に通じるランナーを育てたい」。日本での成功には「真面目さしかない」と説く真也加は、今度は同じ日本人指導者として渡辺と対決する日まで、ゼロからのチーム作りに励む。

2013年11月15日  読売新聞)
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