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吉川すみ 北京をゆくっ

(1)超級人気の“跳水" (前編)

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五輪マスコットがお出迎え

 皆さんこんにちは、北京在住4年の吉川すみです。以前、CS番組「読売とれんど」でキャスターをしていたご縁で、このたび北京オリンピックに向けた現地情報を伝えるこの連載を担当させていただくことになりました。(うれしいです!)。

 北京市内各地で行われているプレ大会の様子を中心に発展し続ける北京の熱気を少しでもお伝えできたら、と考えています。どうぞよろしくお願いします。

プレ大会「幸運北京」とは

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手前が競泳プール、奥が飛び込み台です

 記念すべき第1回目は、“跳水(ティァオシュイ)”=水泳飛び込み競技のプレ五輪大会についてリポートします。中国では特に、卓球、バトミントン、“跳水”の人気が高く、プレ五輪も大きな注目が集まりました。

 北京では昨年夏から、運営の予行練習と選手強化を目的とするプレ大会“好運北京・Good Luck Beijing”が開催されています。既に卓球、柔道など32の大会が行われ、今後6月までの間にシンクロナイズドスイミングや陸上など、10大会が開催されることになっています。(これだけ大規模にリハーサルをするなんて、気合入りまくりです)

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客席は満員です

 始まったばかりのころは“五輪なんてまだ先よ”という雰囲気で知名度も低かったのですが、徐々に人気が出てきました。特に旧正月明けの2月19から24日にかけて、国家水泳センター(通称・水立方、ウオーターキューブ)で行われた水泳の飛び込みワールドカップは、大変注目度が高く、チケットも売切れ続出でした。

 特に今大会は全体のレベルが高いこと、アイドル顔負けの大人気、美人アスリート郭晶晶(グオジンジン)を始めとする中国のスター選手がそろうこと、そしてメインスタジアムの通称“鳥の巣”と並ぶ北京五輪のシンボル、水立方での試合とあって、人気が出たようです。

アイドル郭晶晶のチケット完売

 その入手困難なチケットを確保するため、私も友人と交替で、寒風吹き荒れる中、長い列に並びました。通常はネットと電話でチケットが購入できますが、今回は問い合わせが多すぎて電話で対応しきれないと、窓口に直接並ぶ方式に変わりました。(遠方に住む人は見に行くことができません……)

 自分の買う順番が来ましたが、既に決勝と郭晶晶が出場する週末のチケットは完売しており、男子10mシンクロナイズド ダイビングの予選の一番高いチケット80元(約1200円)を購入しました。

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練習風景も見られました

 チケットを買った後で知りましたが、その後運営側は急遽チケットの販売枚数を1000枚ほど増やし、またダブ屋防止のため購入は1人4枚までという措置を講じたそうです。(良いことです)。

 また、チケットの値段も決勝で最高値150元(約2250円)と、これまでの大会よりも高額の設定でした。やっぱり安いのにしようかな……などと迷っている私の側で、家族で並んで一番高いチケットを大量に買い占めていく中国の人をみていると、豊かな層が増えているんだなぁ……としみじみ感じるのでした。

 中国の国民が楽しみにしている北京オリンピックまで、あと5か月あまり。家賃が高騰したり、物価が上がり続けたりと北京在住者には嬉しくないニュースもある反面、五輪に向けて活気あふれる様子を随所で感じると自然と心が踊ってきます。

 連載を読んで下さった皆さんにも、その熱気を少しでも感じてもらうことができたら……との思いを胸に、今後も現地の様子をリポートしていきたいと思っています。(次回、後編は3月6日掲載予定)

2008年3月3日  読売新聞)
 
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