秀喜「最高です」…WシリーズMVP【ニューヨーク=岡田卓史】松井秀がヤンキースを頂点に押し上げる大活躍――。4日の大リーグ、ワールドシリーズ第6戦で松井秀は先制2ランと三、五回の2本の2点適時打で1960年のボビー・リチャードソン(ヤンキース)に並ぶ、1試合6打点のシリーズタイ記録。 ヤンキースは7―3で9年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たした。最優秀選手(MVP)に選ばれた松井秀は、6試合で打率6割1分5厘、3本塁打、8打点の爆発ぶりだった。ア・リーグの制覇は、一昨年のレッドソックス以来で62度目(ナ・リーグは43度)。フィリーズは2連覇を果たせなかった。 1試合6打点「何かの力」【ニューヨーク=小金沢智】メジャー7年目で初のワールドシリーズ制覇をMVPで飾った松井秀が記者会見で喜びを語った。 ――頂点に立った 「最高です。このためにずっと戦っている。自分の中では最も大きい思い出になると思う」 ――シリーズ最多タイ記録の1試合6打点でMVP 「びっくり。何かの力が働いたんだと思う」 ――これがヤンキースで最後という思いはあったか 「それは全くない。きょう勝つためにプレーした。それだけ考えた」 ――ジーターと抱き合った 「僕が来てからずっと一緒にやってきた。彼も勝てない時代をずっと引っ張ってきた。特別な気持ちがあった」 ――日本選手としての誇りは 「日本人だということは常に意識している。その誇りも持っているが、常にヤンキースの一員、プレーヤーだと思っている。日本の優勝とは比べられない」 ――試合後のお立ち台は人生で一番高かったか 「間違いない。ヤンキースタジアムのああいう場所に立っての見晴らしは最高だった」 ◆松井のバット、殿堂博物館に 第6戦でシリーズ最多記録に並ぶ1試合6打点を挙げた松井秀のバットが、ニューヨーク州クーパーズタウンにある米野球殿堂博物館に寄贈されることになった。4日の試合後、ヤンキースが発表した。ジーターのバット、リベラの帽子なども寄贈される。(小金沢智) ヤンキース・ジラルディ監督「松井秀はファウルで何度も粘って先制点(2ラン)を取ってくれた。今季の松井は今までで最も勝負強かった。松井やロドリゲスら大きな手術をしながら復活してくれた選手たちに敬意を表したい」 フィリーズ・マニエル監督「プレーオフで良いプレーをしてきたのに、ワールドシリーズに入った途端に打線が振るわなかった。ヤンキースの左投手がうちの左打者をよく抑えた」 守備機会求め、移籍も今季で4年契約が切れる松井秀。試合後はオーナー、監督に次ぐ3番目のインタビュー指名を受け、グラウンド上の特設舞台で残留を問われると声を張り上げた。「ニューヨークも好き。チームメートもヤンキースも好き。そうなればいい」 残留は最高のシナリオだ。だが、「残留=みんなハッピー、と思ってる人が多いかもしれない。でも、俺はそうは思わない」と打ち明けたことがある。来年は36歳。選手寿命を意識し始めた松井は守備機会を求め、移籍の道を排除することなく考えるつもりだ。今季、先発は116試合どまり。本塁打を打った翌日の先発落ちは何度もある。役割は指名打者(DH)に限られ、ほかの主力選手に休養を兼ねたDHを譲る場合は、代打待機しか道がなかった。このまま打撃専門職を続ければ、体のキレはどんどん衰えていく。「残留が本当にプラスになるのか。守らないようになると、選手寿命は縮まると思う。動かなくなるから」と胸の内を語る。 「『基本はDHだが、ほかの選手がDHに入る時は守ってほしい』。そう言われるならば」と、あくまで守備を望む。一方、キャッシュマンGMはこの日、「素晴らしい活躍だったが、先のことはこれから考える」と松井の去就について明言を避けた。球団の優先交渉期限は11月19日まで。オファーがあってもDH専門だった場合、「残留が既定路線」だった2005年オフと異なり、簡単に結論は出せない。(小金沢智) (2009年11月6日 読売新聞)
|
今週のPICK UPPR
|
| ▲この画面の上へ |
|
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |