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藍、準優勝 世界マッチプレー

「次へ大きな収穫」…涙

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8番でバンカーショットを放つ宮里藍(22日)=清水健司撮影

 【ニューロシェル(米ニューヨーク州)=下村征太郎】米女子ゴルフツアーのHSBC女子世界マッチプレー選手権は22日、ワイカギルCCで決勝(18ホール)が行われ、宮里藍は李宣和(イソンファ)(韓国)に2アンド1で敗れ、米ツアー初優勝は成らなかった。

 21歳の李は今季初勝利で通算2勝目。宮里の米ツアー2位は、米国内開催の大会としては、従来の3位を超える自己最高位。

 宮里は序盤にボギーが続き、前半を終えて2ダウン。終盤、昨年のツアー最優秀新人に輝いた李にしぶとくついていったが、1ホールを残して逃げ切られた。

米国内開催の大会では最高

 17番。李宣和の2メートルのバーディーパットが決まり、宮里の初優勝は消えた。その時、宮里の顔はぴくりとも動かなかった。実は、試合が終わったことを知らなかったという。「一瞬、わからなかった。彼女がいれてもまだ、自分のパットのことを考えていて」。自分のプレーに集中していた。

 決勝は、出だしでショットやパットにミスを繰り返してしまった。1番でボギーをたたき、いきなりリードを奪われた。しかし、気持ちは切れなかった。「後半、尻上がりによくなっていけば、まだ、チャンスもあるなと思ってプレーしていた」と宮里。2ホールの差を取り返すべく、後半に入ると攻撃的にバーディーを取りにいった。

 「最初のミスが最後まであとをひいたが、最後までいいプレーが出来た。自分を見失わず自分のプレースタイルを続けられたのは自信になる。次に向けて大きな収穫になった」。優勝を逃しても、宮里の言葉は充実感にあふれていた。

 しかし、テレビのインタビューを受けているうちに、涙がこみ上げてきた。グリーン上に設けられた表彰式用のボードの裏に身を隠し、空を仰ぎ、そして下を向くと大粒の涙が芝生に落ちた。「もう本当にすぐそこなんですけどね」。初勝利への確かな手応えと、逃した悔しさが入り交じった決勝。そんな経験が宮里をまたひとつ大きくする。(下村征太郎)

李宣和 「パターの調子がよかった。マッチプレーではパターが重要だ。米ツアーで多くの韓国選手が活躍しているのは、本当に練習をよくしているから」

2007年7月23日  読売新聞)
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