世界陸上6日開幕、トップアスリートが白夜の下で熱戦【ヘルシンキ=新宮広万】陸上の第10回世界選手権が6日、フィンランド・ヘルシンキで開幕する。 史上2人目の男子百メートル、二百メートルの個人2種目制覇を狙うジャスティン・ガトリン(米)や女子棒高跳びの世界記録保持者、エレーナ・イシンバエワ(ロシア)ら世界のトップアスリートが、白夜の下で熱戦を繰り広げる。 【男子】短距離の中心はガトリン。百メートル9秒77の世界記録保持者アサファ・パウエル(ジャマイカ)が故障欠場、直接対決を見られないのは残念だが「僕はハングリー。タイトルを狙う」と油断はない。以前から「9秒75は可能な数字」と言い、記録の期待も膨らむ。混戦模様の二百メートル、四百メートルリレーとの3冠なるか。 激戦必至なのが百十メートル障害。劉翔(中国)が五輪との連勝に挑むが、世界選手権4度優勝のアレン・ジョンソン(米)が今季も健在で、五輪で予選転倒した雪辱に燃える。劉翔と同じ22歳で今季世界最高の12秒97をマークしたラジ・ドゥクール(仏)も侮れない。 フィンランドの伝統種目のやり投げでは今季ランクトップの91メートル53をマークしたテロ・ピトカマキが、地元の声援を背に、どんな大投てきを見せるか。 【女子】イシンバエワが屋内外合わせて18度目の世界記録更新を狙う。「特別な記録」と話していた5メートルも7月に成功。群を抜いた力を持つだけに、世界記録更新の可能性は高い。 マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(英)の動向も注目される。アテネでは一万メートル、マラソンとも途中棄権したが、その後のマラソンで優勝、復活をアピールした。五輪マラソン銀で日本でもおなじみのキャサリン・ヌデレバ(ケニア)も好調を維持している。 (2005年8月4日23時2分 読売新聞)
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