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勝利つかんだ超美技、中京・岩月がジャンプ捕球

4回日本文理1死1塁、伊藤の飛球を背走して好捕した中京大中京の中堅手・岩月=中嶋基樹撮影

 中京大中京10―9日本文理(決勝=24日)――同点の四回一死一塁。日本文理・伊藤の放ったライナーが、中京大中京の中堅手・岩月の頭上を襲った。

 全力での背走、そしてジャンプ。グラブをはめた左手を思い切り伸ばし、白球をつかみ取った。「追いつける、というより追いつかないといけなかった」。抜けていれば、長打コース。主導権を譲り渡すところだった。六回、ベンチに下がったが、優勝に貢献するスーパープレーとなった。

 打順は9番が定位置。この大会に入っても打撃の調子は上がらず、「お前は三振か凡打ばかり」。大藤監督や仲間に指摘されて、内心穏やかではなかった。そこで考えた。「3割は打ちたい。でも、打てない分は、相手の安打性の当たりをアウトにすればいいんだ」

 背走しての好捕には努力の裏付けがあった。10メートルの距離でボールを投げてもらい、一度、目を切って捕球する練習を繰り返してきた。「走っている途中で捕れると確信した」。自信に満ちた表情で言った。

 強打の中京大中京にあって、低打率でもレギュラーを張ってきた岩月。ファインプレーは、「打点1」に相当する活躍だった。(新宮広万)

2009年8月25日01時32分  読売新聞)

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