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智弁和歌山・岡田、3試合連続完封で頂点に

3試合連続完封勝利で甲子園出場を決めた智弁和歌山・岡田=上野綾香撮影

 智弁和歌山3─0南部(和歌山決勝・29日)──涙の向こう側にミットが見える。

 智弁和歌山の本格派左腕、岡田はそこをめがけて、すべての思いをぶつけた。九回二死三塁、カウント2―0。バックの「これでラストや」の声を力に自慢の内角真っすぐで、最後の打者から見逃し三振。3試合連続完封を含む32イニング1/3無失点で、和歌山の頂点に立った。

 六回、打球を左足首に受けた。ところが、岡田は「逆に力が抜けた」と問題にしなかった。南部(みなべ)打線に的を絞らせず、3安打12奪三振での完封勝利。しかも無四球だった。

 強打と、タイプの異なる投手による巧みな継投策が看板だった智弁和歌山だが、今年は「史上最悪」と高嶋監督が嘆くほど、打線の迫力に欠ける。この日も一けたの8安打。そんな状況のチームを、複数の投手ではなく、絶対的エース岡田が支える。高嶋監督は「勝利を優先する投球をしてくれる」と成長を感じ取っている。

 今年の甲子園は左腕に好投手が多い。それでも岡田は、「意識しない。他の代表校は強いし、気は抜けないが、楽しみたい」と平常心を強調する。エースを中心に据えた守りの野球。智弁和歌山が大きく変身を遂げ、3度目の夏の全国制覇に挑む。(南恭士)

2009年7月29日22時48分  読売新聞)

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