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    「奈央先生に一勝」届けられず…女性監督の涌谷

    • 試合開始前にシートノックをする阿部奈央監督(仙台市民球場で)
      試合開始前にシートノックをする阿部奈央監督(仙台市民球場で)

     夏の高校野球宮城県大会は16日、仙台市宮城野区のKoboパーク宮城など3球場で、2回戦8試合が行われた。

     仙台高専名取―涌谷は仙台高専名取がリードを守りきった。三回、岡戸の犠飛で先制すると、四回には失策の隙を突いて相沢が二塁から生還して接戦を制した。涌谷は五回、菊地の左越え二塁打で1点をかえしたが、あと1点が遠かった。

     宮城県内で初の女性監督に就任した涌谷の阿部奈央監督(25)は、九回一死一、二塁のピンチを併殺で乗り切り、笑顔とハイタッチで選手を迎えた。

     今年3月、前監督の異動で後任となった。不安もあったが、高校時代に野球部に所属したこともあり、貴重な経験と思い引き受けた。練習試合の打順を選手に決めさせるなど、指導では選手の意見を尊重する。

     公式戦は0勝2敗。初勝利を目指したこの日、五回に1点差に迫ったが追いつけず、「奈央先生に一勝をプレゼントしたかった」と大森優輝主将(3年)も悔しがった。それでも、阿部監督は「頼りない私に付いてきてくれて、ありがとう」と、選手たちに感謝した。

    2017年07月17日 10時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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