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昨夏出場辞退の明徳義塾、再起1勝

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1回明徳無死2、3塁、中本の犠飛で先制(捕手・矢野)

 明徳義塾7─2高知(第88回全国高校野球地方大会=高知・16日)──明徳義塾の鮮やかな速攻だった。一回、山重、国渓の連打で無死二、三塁と攻め、続く中本の犠飛で先制。ここまでわずか7球。4番永松も2球目を左前に運んで2点目を挙げ、主導権を握った。

 高知の先発森田は、低めの変化球で勝負するタイプ。術中にはまらないように、腰から低めの球は捨てたのが成功した。立ち上がりは制球が定まらず、高めに浮いた球を早いカウントから狙って攻略。「理想的な試合」と飯野監督はいう。

 昨夏、いったんは8年連続の甲子園出場を決めながら、不祥事で辞退。6か月間(別件で1か月間延長)の対外試合禁止処分を受けた。レギュラーだった永松は「甲子園に行くため、きつい練習をしてきたので、頭が真っ白になった」と振り返る。だが、新チームで主将に選ばれ、「自分たちは何のためにここに来たのか」と、この夏を目指し、気持ちを切り替えてきた。

 初戦の相手が、昨夏の甲子園に代替出場した高知だったのは何かの因縁。勝利の瞬間、ナインは優勝したかのように喜んだ。再起の一歩を確かに踏み出した。(藤田真則)

2006年7月16日22時55分  読売新聞)
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