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長打5本と7個の犠打飛、際立つ天理の試合巧者ぶり

 天理7―0関西中央(第88回全国高校野球地方大会=奈良・18日)――奈良県勢初の4年連続夏の甲子園を狙う天理が、「さすが」と思わせる試合を見せた。

 一回、二塁打で出塁した先頭の多田が捕逸で三塁に進み、2番室谷の犠飛であっさりと先制。さらに、二死三塁から5番高橋の適時二塁打で加点し、主導権を握った。こう着状態に入った五回には、昨夏の甲子園を経験した4番藤原が「狙っていた」というカーブを左翼席に運んで一気に流れを引き寄せた。

 これで気を緩めないのが、今年の天理だ。八回、高橋がこの日2本目の二塁打。森川監督は次打者に送らせると、7番森本にはカウント2―1からスリーバントスクイズを指示。二塁打の走者をバント2本で迎え入れ、4点目を奪った。

 「今年は去年ほどの打力がないから、常に走者を進めて相手にプレッシャーをかけないと」と森川監督。昨年よりもバント練習を増やし、選手が必要と感じれば、自らの判断でフリー打撃の時間をバントに充てることもあったという。

 2本塁打を含む5本の長打と7個の犠打飛。相手に息つく間を与えず揺さぶり続ける。夏初戦、天理の試合巧者ぶりが際立った。(藤田真則)

2006年7月18日23時8分  読売新聞)
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