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滝川二が常葉橘下す…高校サッカー第2日

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全国高校サッカー第2日、湯本―徳島商戦の67分、徳島商・中川がゴールを決め逆転

 第84回全国高校サッカー選手権第2日(31日・駒沢ほか)――1回戦の残り15試合が行われた。

 注目の好カード、常葉橘(静岡)―滝川二(兵庫)は、滝川二が2―0で勝利。東福岡(福岡)は初出場の伊勢崎商(群馬)に6―0と大勝した。

 高校総体優勝の青森山田(青森)は柳ヶ浦(大分)に危なげなく勝ち、作陽(岡山)は成立(東京A)に逆転勝ち。

 大阪朝鮮(大阪)は、西目(秋田)を下して、2回目の出場で、朝鮮学校としては初の大会勝利を挙げた。高校総体準優勝の那覇西(沖縄)は遠野(岩手)に敗れた。第3日は1月2日に2回戦16試合が行われる。

 ▽1回戦(40分ハーフ)

 徳島商(徳島)3―2湯本(福島)

 滝川二(兵庫)2―0常葉橘(静岡)

 中京大中京(愛知)1―1、PK5―4松山工(愛媛)

 東福岡(福岡)6―0伊勢崎商(群馬)

 遠野(岩手)2―1那覇西(沖縄)

 作陽(岡山)2―1成立(東京A)

 山形中央(山形)1―1、PK5―4和歌山北(和歌山)

 大阪朝鮮(大阪)1―0西目(秋田)

 岐阜工(岐阜)1―0城陽(京都)

 野洲(滋賀)2―0修徳(東京B)

 四日市中央工(三重)4―1利府(宮城)

 浦和東(埼玉)1―0米子北(鳥取)

 明徳義塾(高知)1―1、PK7―6帝京長岡(新潟)

 青森山田(青森)2―0柳ヶ浦(大分)

 佐賀東(佐賀)1―1、PK3―1丸岡(福井)

 ◆突破力の違い見せつけた青森山田◆

 柳ヶ浦は47分までに、両サイドのDFを交代させた。「運動量のある選手をマークに張り付けてみた。ただ、止めきれなかった」と、野口監督。それほどまでに、青森山田のサイド攻撃が猛威をふるった。

 開始47秒、100メートルを10秒台で走るMF松本がゴール右で縦に抜け、惜しい一撃。16分、FW伊東がドリブル突破で反則を誘い、先制のPKを得た。ここまでで相手DFを完全に威圧し、以後は数え切れない好機を築いた。個々の突破力の違いが明白な一戦だった。

 チームを11年間指導する黒田監督の持論は「雪の上を走れば、土よりも砂浜よりも、鍛えられる」。青森市内の練習場には真冬、ゴールバーの上に選手が腰掛けて休憩できるほど積もる。そんな豪雪を踏みしめてきた選手たちの走りは実際、一歩一歩がよく伸び、フェイントも大きかった。

 初めて「高校総体王者」の肩書で臨む大会の滑り出しとあって、9大会連続出場の常連校にも重圧があった。猛攻の末、2点だけ。「入ったと思う場面が四つ五つ。冷静さを欠いた」と振り返った指揮官は、この先、教え子の調子をどう上げていくのか。戦力が整っているだけに楽しみだ。(込山駿)

 ◆朝鮮学校勢が初勝利、歴史的な1勝◆

 大阪朝鮮が歴史的な初勝利を挙げた。立ち上がりこそ硬かったが、15分過ぎからは完全に主導権を握り、後半開始直後の41分、FW趙栄志(チョウ・ヨンジ)が先制ゴール。趙は「自分が卒業しても名前が残ることはうれしいが、ここで満足せず次も決めたい」ときっぱり。

 1996年に出場が認められて以来、朝鮮学校勢としては3度目、大阪朝鮮としては2度目の挑戦で勝ち取った1勝に、康敏植(カン・ミンシク)監督は「大阪の212校、全国の11の(朝鮮高級)学校の代表として大きな勝利」と笑顔だった。

2005年12月31日21時53分  読売新聞)
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