池田、苦悩V…女子走り幅跳び女子走り幅跳びは池田久美子(スズキ)が6メートル59で制し、男子四百メートルの金丸祐三(法大)とともに3連覇を飾った。男子走り高跳びは醍醐直幸(富士通)が3年連続4度目、男子三千メートル障害物は岩水嘉孝(トヨタ自動車)が6度目の優勝を果たした。 女子五千メートルを制した福士加代子(ワコール)は、4年連続で一万メートルとの2冠を達成。この5選手は世界選手権参加標準記録Aを突破しており、代表に内定した。男子百メートルは塚原直貴(東海大)が10秒34で2連覇、2位の朝原宣治(大阪ガス)とともに、代表入りを確実にした。女子円盤投げの室伏由佳(ミズノ)は6連覇。第1次代表選手は2日に発表される。 7メートルへ壁踏み切り不調「7メートルを跳べば、メダルが取れる」。それが小学生の時に初めて陸上を教えてくれた亡き父・実さんの口癖だった。前回の世界選手権の優勝記録は6メートル89。前々回は6メートル99だ。その日本女子初となる大台を跳べる手応えを女子走り幅跳びの池田は今、つかんでいる。 助走のスピードを磨き、「走力は理想通り」になった。昨季に6メートル86の日本記録を樹立。今年5月のドーハでのスーパーグランプリでは、昨季世界ランク1位のタチアナ・コトワ(ロシア)を抑えて6メートル70で優勝し、スペインの大会でも2位。勝負強さも出てきた。あとは助走のスピードを最大限に生かした踏み切りができるかどうか。5月の2戦でも感じた課題だ。 世界選手権には内定したが、今大会、最高記録は5回目の試技の6メートル59。競技中は全く笑顔を見せなかった。スピードが向上したため、助走に入り、踏み切るまでの最後の2歩のタイミングが、どうしても合わないのだ。「走力に技術が追いついていない」と改めて思った。 「自分の身体操作のコツをつかんだら(記録は)ポンと出る」。指導する福島大の川本監督はそう言った。池田は8月上旬まで約1か月間、海外を転戦し、世界選手権を迎える。「欧州の選手と試合をしながら技術を修正してくる」。仕上げは最終段階に入った。(大野展誠) ◇ 岩水嘉孝「力の差を見せて代表を決めようと思っていた。4大会連続の経験を生かし結果を出したい」
(2007年7月2日 読売新聞)
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